【授業の目的】
人間の生活と食の安全と安心をについての理解を深めるため、農学における各教員の専門分野の基本的な概念と研究状況について基礎的な知識を得ることを目的とする。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 1)科学的根拠に基づいた食の安全と安心に関わる知識を身につける。【知識・理解】 2)食の安全・安心に対する自らの考えを伝え、議論する能力を養うことができる。【態度・習慣】 3)食の安全安心に繋がる農業生産計画が立案できる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
食の安全と安心、農業、食料生産
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は人間の生活と食の安全安心について生産機械、農業情報、応用生態、畜産の観点から考察し、総合的な知識を習得するものである。 (農学部食料生命環境学科アグリサイエンスコースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 04.質の高い教育をみんなに 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
農業機械学、人文地理学、応用生態学、畜産学を専門とする教員が分担して講義を進め、WEBCLASS等を用いて配布する講義資料を基に授業を行います。
・日程
この講義は対面とオンラインを併用した形式で行います。 初回の講義の前にガイダンスを行い、講義の順序を含めて概要を説明します。 「ガイダンス」(初回) 「農業機械学の視点から見た人間の生活と食の安全安心」(全4回) ・農業機械の発展と人間の生活 ・農作業と農業機械 ・地域と連携した農業機械のデザイン ・農作業の安全と人間工学
「地理学から見た人間の生活と食の安全安心」(全4回) ・新たな食の時代 ・農業の産業化 ・グローバル化と農村 ・食のローカルフードシステム
「応用生態学の視点から見た人間の生活と食の安全安心」(全4回) ・生ゴミと排せつ物と生態系 ・生ゴミと排せつ物を資源化 ・生ゴミと排せつ物に循環系 ・生ゴミと排せつ物の未来像
「畜産学の視点から見た人間の生活と食の安全安心」(全3回) ・日本の畜産の現状 ・養豚・養鶏の実際と畜産物 ・酪農・肉牛の実際と畜産物
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
食の安全と農産物の生産に関する問題について積極的に自分の意見を持つ姿勢で授業に臨んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
その日の授業のテーマに関連した本には積極的に目を通しておいてください。
【成績の評価】
・基準
・食の安全と安心について適切に考察できることを合格の基準とします。 ・農業と食料生産について各分野で使用される用語が適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
試験成績(レポート80%)と受講態度(出席カードのコメントなど:20%)の合計で評価します。
【テキスト・参考書】
参考書:「農業DX」,秀和システム 参考書:「農作業学」,日本農作業学会編 参考書:「現代農村の地理学」,古今書院 参考書:「家畜飼養の基礎」,農文協 参考書:「動物の飼料」第2版,文永堂出版
【その他】
・学生へのメッセージ
授業担当者によって違った視点からの問題提起がなされると思いますが、それらを基にして皆さんが自分自身の考え方、ものの見方を深めてください。
・オフィス・アワー
各担当教員が対応するので、質問がある場合はメールにて連絡ください。 片平光彦:mkata43@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp 渡辺理絵:rie-wa@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp 佐藤智:satorus@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp 浦川修司:urakawa3513@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
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