【授業の目的】
本科目では,地域の活動に「誰が」「どのように」関わっているのか考えることを目的とする.また,様々な地域の事例を踏まえ,現代社会の様々な課題に対し,誰がどのように対応すべきかについて,受講者同士の意見交換を通して考える.
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は, ・地域の人間活動に関する基礎的なことがらを理解できる.【知識・理解】 ・地域の事象に関心を持ち,地域と人間活動という観点から説明できる.【技能】 ・現代社会の問題把握を通して,自らの地域との関わり方を考えられるようになる.【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
地域,都市,人間活動
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業では,現代社会のさまざまな問題について,さまざまな地域の事例から考える.特に,各地域において誰がどのように対応してきたかに着目することで,将来的な地域の課題への解決策を考えていく. なお,この授業の一部の回は「移民社会における多文化共生研究拠点」の活動の一環である(拠点の詳細についてはhttps://yu-imin.labby.jp/を参照).
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを
【授業計画】
・授業の方法
・授業冒頭でワークシートを配布し,それを基に進める. ・各回の前半はスライドを用いた講義,後半はライティングディスカッションとする. ・スライドで用いる図表はWebClassでの配布を予定しているが,スライド自体の配布は行わない.
・日程
第1回. シラバスを用いたガイダンスと導入 第2回. 大学までの道のり 第3回. 地図の表現方法 第4回. 食べ物をどこで買う? 第5回. 産業の今後は?① 第一次産業 第6回. 産業の今後は?② 第二次産業 第7回. 公共サービスをどう残すか? 第8回. 捨てたごみの行先 第9回. 災害への備え 第10回. 除雪における分担 第11回. 「保活」 第12回. 多文化共生 第13回. 自家用車を考える① 公共交通との使い分け 第14回. 自家用車を考える② 次世代自動車との付き合い方 第15回.まとめと期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・ライティングディスカッションを行うにあたって,自分が必要だと思った内容や,キーワードとして提示したものはノートに取る.スライドはあくまで「一例」なので,撮影はしないこと.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・講義の中で提示したキーワードについて調べることで,テーマについての理解を深める. ・授業で取り扱った事例について,自分の身近な地域,訪れたことのある地域と比較し,その特徴を考えてみる.また,他の人が事例とした地域についても調べてみる.
【成績の評価】
・基準
1,現代社会の人間活動について,事例地域を挙げて適切に説明できること. 2,地域の課題について,どのような立場の人が,どのように対応してきたかを考えられること. 3,学生同士での意見交換を踏まえ,相手の意見を踏まえた上で自分の考えを述べられること.
・方法
1,各回のライティングディスカッションの記録 4点×14回=56点 ※相手の意見を踏まえて自分の意見を述べるという都合上,代替措置は取れない.また,「出席点」ではないので,内容が評価基準を著しく下回る場合には,提出しても0点になることがある. 2,期末試験 44点 1,2の合計点を用いて成績を評価する.
【テキスト・参考書】
テキストは特に指定せず,各回の配布資料の中で内容に対応した参考書を提示する. 参考書: 藤塚吉浩・高柳長直編 2016.『図説 日本の都市問題』古今書院.
【その他】
・学生へのメッセージ
各回で紹介する事例はあくまで「一例」です.皆さんの出身地をはじめ,他の地域ではどうなるのか,ぜひ考えてみて下さい.
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を本多研究室(人文社会科学部棟2号館3階325)において,火曜日15時から16時に設けます. 会議や出張等で不在にしていることもあるため,確実に面談したい場合は事前にアポイントメントを取ってください.WebClassのメッセージ機能を使用して連絡してください.
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