フットボールの科学(スポーツセミナー)
 Football Science(Sports Seminar)
 担当教員:井上 功一郎(INOUE Koichiro),小松 恒誠(KOMATSU Tsunemi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
講義,実技,演習の組み合わせによって,フットボールを実践的に学習することを目的とする.

【授業の到達目標】
1)各種フットボールのルール,専門用語,戦術的特性及び歴史について理解し, 適切に説明できるようになる【知識・理解】
2)各種フットボールの基礎的な技術を身につけ、ゲームに参加することができる.【技能】
3)各種フットボールに関する計測と分析を通して,運動やスポーツを科学的に考察できるようになる.【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
サッカー,タグラグビー,歴史,ルール,スキル,スポーツ科学,分析

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本授業は,フットボールを題材にして,スポーツが成立する背景やパフォーマンス向上のための理論を学習し,実際にそれらを体験することで,将来にわたっての豊かなスポーツライフを計画・実践する能力を育成・習得しようとするものである.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
本授業は講義と実技と演習から構成される.スライドを用いた基礎的な知識の学習(講義),グラウンドや体育館での各種フットボールの体験(実技),測定機器を用いた技能の分析(演習)を組み合わせることによって授業を進める.
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 フットボールの歴史①(フットボールとパブリックスクール)【講義】
第3回 フットボールの歴史②(フットボールのプロ化と階級社会)【講義】
第4回 フットボールの歴史③(フットボールの伝播と変容)【講義】
第5回 フットボールの実践①(ラグビー・タグラグビー)【実技】
第6回 フットボールの実践②(オージーフットボール)【実技】
第7回 フットボールの実践③(ゲーリックフットボール)【実技】
第8回 フットボールの実践④(アメリカンフットボール・フラッグフットボール)【実技】
第9回 フットボールの実践⑤(サッカー)【実技】
第10回 フットボールの実践⑥(ブラインドサッカー)【実技】
第11回 フットボールの分析①(フットボールとデータ分析)【講義】
第12回 フットボールの分析②(パフォーマンスの計測)【演習】
第13回 フットボールの分析②(パフォーマンスの評価)【演習】
第14回 フットボールの分析③ (パフォーマンスとトレーニング)【演習】
第15回 総合討論【演習】

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)授業中に配布する資料や参考図書を基に,ルール,専門用語,戦術的特性の理解に努める.
2)運動着,運動靴(屋外用,屋内用)を適宜持参し,体調や安全について十分に留意しながら活動する.
3)チームプレイを重んじ,協働しながら積極的に体を動かすよう努める.
4)自分自身のプレーやデータに関心を持ち,主体的に取り組むようにする.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)実技に臨めるよう体調管理に努め,日頃から運動に親しむ.
2)各種メディアにおけるゲーム映像から学ぶ.
3)自身の運動経験やスポーツ経験と照らし合わせながら受講すると理解が深まる.

【成績の評価】
・基準
1)フットボールのルール,専門用語,戦術的特性及び歴史について,適切に説明できることを合格の基準とする.
2)フットボールの基礎的な技術を正しく発揮できることを合格の基準とする.
3)他者に配慮しながら協働し,積極的に参画できることを合格の基準とする.
・方法
授業への参加意欲・関心・態度(40%),授業内容の理解度(30%), レポート(30%)

【テキスト・参考書】
日本サッカー協会著「サッカー指導の教科書」(東洋館出版社)
浅井武,布目寛幸著「見方が変わるサッカーサイエンス」(岩波書店)
浅井武編著「サッカーファンタジスタの科学」(光文社)
鈴木秀人編著「だれでもできるタグラグビー」(小学館)
鈴木秀人編著「スポーツの国 イギリス」(創文企画)
鈴木秀人著「変貌する英国パブリックスクール」(世界思想社)
その他,授業で使用するスライドはWeb Classからpdf形式の電子ファイルで配布する

【その他】
・学生へのメッセージ
1)授業内外を問わず,積極的な質問を歓迎します.
2)履修者数や天候によって一部内容や順番を変えることがあります.
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は原則として水曜日の昼休み(12:10~12:50)に井上研究室(地域教育文化学部3号館6階)おいて設ける。これに限らず在室している時は随時対応する。

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