障害児者の理解(社会学)
 Understanding People with Disabilities(Sociology)
 担当教員:池田 彩乃(IKEDA Ayano),大村 一史(OMURA Kazufumi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:基盤共通教育  科目区分: 
【授業の目的】
障害児者をテーマとした映像資料の視聴を通して,当該分野について興味・関心を高めるとともに,様々な障害種の障害特性や配慮等の基礎的事項について理解する。また,協議を通して多様な考え方に触れることで,共生社会の在り方についての見識を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
①様々な障害種の障害特性や配慮等に関する基礎的事項について理解することができる。【知識・理解】
②当該分野への興味・関心を高め,諸課題について自身の意見を持ち,他者と協議することができる。【技能】
③共生社会の在り方について自身の考えを深めるとともに,自分の生き方や考え方の参考にすることができる。【技能・態度】

【授業概要(キーワード)】
障害理解,共生社会,障害特性,配慮事項

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この科目は、基盤共通教育の教養科目として,障害児者の理解を通して,共生社会の実現に向けた幅広い教養や多様なものの見方,考え方を身に着けるものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
10.人や国の不平等をなくそう

【授業計画】
・授業の方法
1つのテーマ(障害種)につき,2回の講義を実施する(対面)。1回目は取り扱うテーマの概要説明及び映像視聴(前半部)。2回目は映像視聴(後半部)及びグループディスカッション(協議)とする。2回目の講義後に,協議で学んだことについてのレポートを提出する。
・日程
1.オリエンテーション(オンライン)
2.視覚障害の理解①:概要と映像視聴(前半部)
3.視覚障害の理解②:映像視聴(後半部)と協議
4.聴覚障害の理解①:概要と映像視聴(前半部)
5.聴覚障害の理解②:映像視聴(後半部)と協議
6.知的障害の理解①:概要と映像視聴(前半部)
7.知的障害の理解②:映像視聴(後半部)と協議
8.発達障害の理解①:概要と映像視聴(前半部)
9.発達障害の理解②:映像視聴(後半部)と協議
10.遺伝子疾患の理解①:概要と映像視聴(前半部)
11.遺伝子疾患の理解②:映像視聴(後半部)と協議
12.筋原性疾患の理解①:概要と映像視聴(前半部)
13.筋原性疾患の理解②:映像視聴(後半部)と協議
14.運動障害の理解①:概要と映像視聴(前半部)
15.運動障害の理解②:映像視聴(後半部)と協議

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
(講義)障害種の概要については,資料を事前に目を通すなどして内容の理解に努めてください。
(協議)グループディスカッションでは、与えられたテーマについて各グループで協議し、協議内容をレポートにまとめてもらいます。積極的にディスカッションに参加するよう心がけてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では、以下の課題等を課します。授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
①準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。毎回の講義テーマに該当するテキストに目を通しておいてください。1.5時間/週
②レポート課題については,協議内容のまとめとともに,関連する事柄について,自ら図書館やインターネット等を用いて調べ、見識を深めるようにしてください。3時間/週

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した基礎的事項について正しく理解するとともに,テーマについて興味・関心を持ち,他者の意見を参考に自分自身の見方や考え方を深めていることを合格の基準とします。
・方法
7回分のレポート課題を授業評価とします。ただし,授業の出席が2/3未満の場合は評価の対象としません。

【テキスト・参考書】
テキスト・参考書は特に指定しませんが,「特別支援学校学習指導要領」「特別支援学校学習指導要領解説」はいつでも確認できる状態にしておくことが望ましいです。(Webダウンロード可)

【その他】
・学生へのメッセージ
障害理解の理念について学ぶという積極的な姿勢で授業に参加してください。授業中に疑問に思ったことや理解できなかったことについては、適宜質問してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に質問に答える「オフィス・アワー」を池田(彩)研究室(地域教育文化学部3号棟5階503)において、金曜日の12:00~14:00の間に設けます。事前にWebClassから連絡をしてください。

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