社会における企業活動と共生(人間・共生を考える)
 Corporate Activities in Our Society (Diversity and Inclusion)
 担当教員:コーエンズ 久美子(KOENS Kumiko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
私たちの社会では、300万を超える企業が事業を展開しており、日常的に必要なものやサービスは、このような企業とりわけ会社との取引で得ています。この授業では、会社という組織の仕組み、運営のあり方、会社との取引(会社同士の取引を含めて)について学ぶことを通して、異なる利益を持つ人々(立場の異なる人々)の集まりにおいて、必要な仕組みや公正なルールとは何かといったことを考えます。

【授業の到達目標】
(1)会社という組織の運営の仕組み、会社の取引のルールについて概略を述べることができるようになります。【知識・理解】
(2)そのような仕組みが適切、ルールが公正であるためには何が必要かを考え、議論できるようになりますます。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
会社 組織 組織の運営

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
社会において異なるバックグラウンドを持ち、さまざまな利害を有する人々が共に生きていくために必要なものの見方、考え方を習得する科目です。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
各テーマごとに講義を行った後、課題を提示し、それについてグループワーク(調査、議論)、プレゼンテーション(個人の発表、グループでの発表)といった形式で授業を進めます。
・日程
1 ガイダンス 法的な考え方
2 テーマ1  会社について
3 テーマ2 株主総会、株主総会決議の瑕疵
4 テーマ3 取締役と取締役会
5 テーマ4 監査役、さまざまな機 構成
6 テーマ5 役員の義務と責任
7 テーマ6 会社と取引(売買契約) 

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキスト、配布資料をよく読み、疑問点、理解できないところは自分で調べるとともに質問してください。講義内容についてノートを取り、内容についての理解を深めてください。また、グループワークでは積極的に発言し、自分の意見を正確に伝える練習をしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
あらかじめ出された課題について、配布資料、テキスト、図書館の文献を読むなど、予習をしてください。

【成績の評価】
・基準
(1)会社の運営および会社の取引に関するルールの基本的な事項について理解していること。
(2)会社に関わる人々が会社とどのような利害を有しているか理解していること。
(3)自分の見解を論理的に説明、記述できること。
・方法
(1)グループワーク・授業全体への参加態様(小レポートを含む) 40%
(2)プレゼンテーション 40%
(3)事前の準備態様(小レポートを含む) 20%

【テキスト・参考書】
テキスト:神田秀樹監修『会社法のきほん(第2版)」(ナツメ社)
参考書:適宜指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
会社という組織の運営や会社の取引は、想像しにくいかもしれませんが、実はとても身近なものです。適用されるルールの趣旨やその背景を知ることによって、身近さを実感することができると思います。
・オフィス・アワー
火曜日13時〜14時30分 コーエンズ研究室・事前にメールでアポイントメントを取ってください。

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