技術と人間(文化論)
 Technology and Human(Culture)
 担当教員:柿﨑 慎也(KAKIZAKI Shinya)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科地域公共政策コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):企業や行政、学術機関、産業支援機関等の関係者とのディスカッション等を通して、地域の課題解決について実践的に取り組んでいく方法論を身に着ける。
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
私たちの日常にとって、世界的、地域的な課題に深く関係している技術(テクノロジー)について、特定の産業分野(資源循環)における利活用に焦点を当て、授業内での討議や発表を通して技術(テクノロジー)による持続可能な社会実現に関する自分の考えを論理的に表現できる事を目的としています。

【授業の到達目標】
・技術(テクノロジー)と人間との関わりについての主要な体系的理論の初歩の理解及び資源循環分野に関する技術の現状の理解【知識・理解】
・技術(テクノロジー)と人間の関わりを通して、持続可能な社会実現に関して理論的に吟味できる態度を身につける【態度・習慣】
・授業内での発表や議論を通して自分の考えを論理的に表現できる【技能】

【授業概要(キーワード)】
技術(テクノロジー)、循環型社会、持続可能性

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
技術(テクノロジー)と人間の関わりに関して理解を深め、技術(テクノロジー)を取り巻く課題に対して論理的且つ批判的な態度で解決に取り組む姿勢を育みます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任

【授業計画】
・授業の方法
本授業は、講義による解説に加えて事例を用いた企業関係者とのディスカッション、グループワーク等を実施し、学生との双方向的な授業を想定しています。また、各授業の終わりに自分の考えをまとめたミニットペーパーを提出してもらいます。ミニットペーパーでのコメントは次回授業内で皆と共有して理解を深めます。
・日程
第1回目 ガイダンス
第2回目 技術とは何か
第3回目 技術と産業①
第4回目 技術と産業②
第5回目 技術と産業③
第6回目 技術と産業に関するグループワーク
第7回目 技術と循環型社会
第8回目 技術と循環型社会に関するグループワーク
第9回目 技術と地域における持続可能性
第10回目 技術と地域における持続可能性に関するグループワーク
第11回目 資源循環に関する技術活用の事例研究①
第12回目 資源循環に関する技術活用の事例研究②
第13回目 事例の選択と研究発表の準備
第14回目. 事例に関する研究発表
第15回目. まとめと試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義の際に質問がある場合はその都度質問してください。授業の中で、皆さんに意見を求める機会を設けますので、自分の考えを述べてみてください。また、各授業の最後にミニットペーパーを作成してもらいますので、自分の考えを記述してみてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
この授業では技術(テクノロジー)に関して、資源循環分野での実例を取り上げながら学んでいきます。資源循環による持続可能な社会の実現について、日頃から情報収集のアンテナを張っていてもらえると、講義での事例紹介や討議に積極的に参加できると思います。授業時に配布した資料は授業後に読み返し、1時間ほどで自分の考えをまとめて授業への理解と関心を深めるようにしてください。6月には、資源循環分野で活躍する企業((株)佐藤金属)の工場見学も予定しています。

【成績の評価】
・基準
【主体的な参加の度合い】授業での発言や積極的な討議への参加と各授業毎のミニットペーパーにより評価します。
【知識の修得の度合い】【理解の度合い】技術(テクノロジー)と人間との関わりについての主要な体系的理論の初歩の理解及び資源循環分野に関する技術の現状を理解している事を評価します。
【汎用的技能の修得の度合い】授業内での発表や議論を通して自分の考えを論理的に表現できる事を評価します。
・方法
(平常点+ミニットペーパー)20点+(研究発表+期末試験)80点

【テキスト・参考書】
テキストは特に指定しません。WebClassによる配布資料を使って授業を進めます。参考書については、授業内で随時紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
技術(テクノロジー)による持続可能な社会実現について、自分なりの考えを持ってみる事を意識して授業に臨んでみてください。各授業後のミニットペーパーに自分の考えを表現してみましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは、人文社会科学部1号館4階の柿﨑研究室にて、水曜日12:30~14:30の間に設けます。 上記の時間以外でも在室時は質問などに対応します。

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