【授業の目的】
フィールドでの体験学習を通して、山形県の農業について理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
農業、特に山形県庄内地方の水稲と在来作物の生産について、知識や体験をもとに考え、庄内の農業生産と食について議論できるようになる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
農業,稲作,在来作物,フィールド,体験学習
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この講義は、農学を専門に学んでいない学生を対象とする。農作業等の体験実習を経験することにより、山形県の水稲と在来作物の生産についての基礎的な技術と知識を習得するものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 04.質の高い教育をみんなに 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
ガイダンス(6月)と2泊3日の野外セミナー(9月)を実施する。野外セミナーは、農学部附属やまがたフィールド科学センター(高坂農場)で実習を行う。
・日程
1.ガイダンス 2.野外セミナーの説明と農場見学 3.講義「水稲栽培の話」 4.実習「水稲の形態と収量の成り立ち」 5.野外セミナー1日目のまとめと振り返り 6.講義「在来作物(果樹)の話」 7.実習「在来作物(果樹)の栽培管理」 8.実習「稲刈り」 9.実習「水稲の収穫調整」 10.野外セミナー2日目のまとめと振り返り 11.講義「在来作物(野菜)の話」 12.実習「在来作物(野菜)の栽培管理」 13.実習「農作物の加工、調理」 14.野外セミナー3日目のまとめと振り返り 15.やまがたフィールド科学Ⅰのまとめと振り返りレポート
1のガイダンスは6月にオンラインで実施する。2~15の野外セミナーは夏季休業期間中(9月18日~20日を予定)に農学部附属やまがたフィールド科学センター(高坂農場)で実施する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
他の受講者と協力しつつ主体的に参加し、興味を持ったことや疑問点は随時発言する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各自が受講する目的や目標を明確にしてから参加してもらいたい。野外セミナーでは、質問の時間を確保し、振り返りレポートの提出を求めるので、これらを活用して学びを深めてもらいたい。
【成績の評価】
・基準
農業、特に山形県庄内地方の水稲と在来作物の生産について学ぶための野外セミナーに積極的・能動的に参加し、得られた知識と体験をもとに主体的に考察し、庄内の農業生産と食について論述できることが合格の基準です。
・方法
出席状況40点、受講態度40点、振り返りレポート20点の合計をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
ガイダンス時に農場実習受講マニュアルを配布します。事前に内容をよく理解してから野外セミナーに参加してください。
【その他】
・学生へのメッセージ
普段の大学生活では接することの少ない、他大学・他学部・他学年の学生と協力し合いながら学びを深めてもらいたい。 1.ガイダンスと野外セミナーの全日程に参加できる学生を募集する 2.受講生は30名を限度とし、希望者が多い場合は農学部以外の学生を優先する 3.野外セミナー期間中の宿泊場所は各自で準備すること 4.野外セミナーの毎朝の集合場所は農学部(鶴岡キャンパス)とする 5.野外セミナーに必要な宿泊費、食費、農学部までの交通費は自己負担とする
・オフィス・アワー
担当教員は農学部(鶴岡市)にいるため、質問等はメールで受け付けます。 連絡先:池田 和生(kikeda@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp)
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