カーボンニュートラルで持続可能な社会を(人間・共生を考える)
 Carbon Neutral in a Sustainable Society(Diversity and Inclusion)
 担当教員:栗山 恭直(KURIYAMA Yasunao)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
SDGsを達成するためには、サイエンスの力が必要です。しかし、サイエンスを理解することは難しいことでもあります。SGDsの解決に必要なサイエンスを一般の人にわかりやすく伝えるために必要なコミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を身につける。身の回りのサイエンスに関する知識を増やす。グループディスカッション等を通してコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につける。最初にSDGsの概要を前半は解決に必要と考えられるサイエンスを紹介し、後半はグループ毎にSGDsの解決策を提案してもらいます。

【授業の到達目標】
(1)SDGsの概略を述べることができる。【知識・理解】
(2) 人間、自然、社会について、異なる視点から見直し、常識に捉われない柔軟な思考で討議でき、自らの生き方を考えることができる。【態度・習慣】
(3) 人間、自然、社会における問題と、問題の背景が何かを調べることができる。【技能】
以上の到達目標を達成することにより、SDGsについて説明で、解決するための科学的な考え方について理解し、提案することができる。

【授業概要(キーワード)】
SDGs 持続可能な社会 持続可能な開発 先端科学技術 学生主体型授業  

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
社会生活における広い視野・コミュニケーション能力・健全な批判精神等の醸成、並びに高等学校教育との接続に留意した理学分野の基礎的教育を基盤共通教育において行う(基盤教育のCP)と地域社会や国際社会で貢献する意欲をもち、他者の多様性を尊重して、異なる文化や考え方をもつ人々と協同できる。(基盤教育のDP)に基づき設計された科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
インターネットでの検索の仕方、PCを使ったプレゼンテーション、研究者へのインタビューの方法などの実践的活動を経験する。プロジェクトの進行具合をモニターし助言を行う。なるべく、学生が主体的に活動できる場を準備する。
・日程
1回目 オリエンテーション
2回目 SDGs(持続可能な目標)の概論 
3回目 カーボンニュートラル概論
4回目 地球温暖化
5回目 発酵について
6回目 プラスチックについて
7回目 原子力発電について
8回目 燃料電池から水素社会について
9-11回目 グループワーク カーボンニュートラルの実現への提案
12回目 中間発表
13-14回目 提案の改善・修正
15回目 最終プレゼン  
     
2月の学生主体型授業のコンテストにベストプレゼンチームがエントリーする予定

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。
活動内容は授業により異なります。
グループで積極的に意見を出し合い、まとめていく。
役割分担では、責任を持つ
協力し、運営すること
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自宅あるいは大学で図書館やインターネットで文献検索等の資料を読み、プレゼン資料を準備する
次回のプレゼン等に反映する

【成績の評価】
・基準
科学的思考ができること科学的内容を解りやすくつたえることができること
企画書や実際での運営へのかかわり具合を判断します。
最終プレゼンでは説明の内容(論理性・理解度)および話し方などの採点表により採点する。プレゼンの評価はグループ毎になります。最後に各自でSDGsへの最終案をレポートの形でまとめます。
・方法
最終プレゼン 40点(班での評価)  最終レポート(個人での評価)  60点 計 100点
最終プレゼンの評価は、スタートアップでのプレゼン評価シートの基準に基づき相互に評価する。最終レポートは、最終プレゼンに内容を自分なりに解釈し個人としてのSGDsを達成する科学的な解決策を論理的に説明できる点を評価し、論理性やオリジナリティを加算していく。

【テキスト・参考書】
参考書:未来を変える目標-SDGsアイディアブック- 編著:一般社団法人 Think the Earth, 紀伊国屋書店 ISBN 978-4-87738-513-2

【その他】
・学生へのメッセージ
SDGsは、今後の社会で生活していく上で大切な考え方になります。企業活動や投資もSDGsを理解しないと行けません。様々な課題を解決し、目標を達成する方法を科学に力を使って解決してみませんか。
理系文系問いません。文系の学生大歓迎です。
・オフィス・アワー
日時:木曜日の12時から12時30分  場所:SCITA(サイタ)センター(理学部1号館1F)で待っています。

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