キャリア形成とワークライフバランス(山形から考える)
 Career Development and Work-Life Balance(Yamagata Studies)
 担当教員:柿﨑 悦子(KAKIZAKI Etsuko)
 担当教員の所属:山形大学ダイバーシティ推進室
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年、2年、3年、4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1)『山形で活躍する方々の経験に基づいた講義』をとおして、男女が共に仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を保てる働き方について考え、自らのキャリアビジョンを描くことを目的とします。
2)「男女共同参画社会」について深く理解し、どのような課題をどのように解決するのか具体的に考えることを目的とします。

【授業の到達目標】
1)「男女共同参画社会」や「ワークライフバランス」について理解し、適切に説明できる。【知識・理解】
2)男女共同参画及びダイバーシティの視点から社会を見直し、今後の生き方について考えることができる。【態度・習慣】
3)グループワーク、討議、新聞の活用などをとおして、社会人としての基礎力を身につける。【技能】

【授業概要(キーワード)】
キャリア形成、ワークライフバランス、男女共同参画、ジェンダー、ダイバーシティ、学生主体型授業(アクティブラーニング)

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
山形で活躍する方々の講義やグループでの議論をとおして、地域や日本及び世界が抱える共生社会の課題について学び、性別にかかわらず自立した個人として生き方を考える。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
11.住み続けられるまちづくりを
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
1)多方面で活躍する学内外のゲストを招き、講義をとおして経験や生き方を学びます。
2)ゲストの授業は、講義・質疑・まとめで構成し、学生主体のアクティブラーニングで進めます。
3)グループ学習や男女共同参画センターなどの見学を行います。
・日程
第 1 回 10 月 2 日(水)  講義の進め方とガイダンス
第 2 回 10 月 9 日(水)  山形から男女共同参画社会を考える
第 3 回 10 月 16 日(水)  ゲストによる講義
第 4 回 10 月 23 日(水)  ゲストによる講義
第 5 回 10 月 30 日(水)  ゲストによる講義
第 6 回 11 月 6 日(水)  男女共同参画・ジェンダーについてWS
第 7 回 11 月 13 日(水)  ゲストによる講義
第 8 回 11 月 20 日(水)   ゲストによる講義
第 9 回 11 月 27 日(水)  ゲストによる講義
第 10 回 12 月 4 日(水)  施設見学:男女参画センター
第 11 回 12 月 11 日(水) ゲストによる講義
第 12 回 12 月 18 日(水) ゲストによる講義
第 13 回 1 月 15 日(水) 課題探究学習・レポートまとめ
第 14 回 1 月 22 日(水) レポート発表
第 15 回 1 月 29 日(水) レポート発表

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)授業の記録と感想を、毎回提出(振り返りレポート)する。
2)学生の担当グループが授業を進行し、全員が質疑や討議に積極的に参加する。
3)各自が選んだ課題についてレポートを作成し、最後に発表を行う。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
主体的に授業に参加するため、グループで授業を進行し、そのための準備を行います。また、全員が授業後に振り返りレポートを作成します。その他、視野を広げ、社会人基礎力を高めるため、新聞や書籍を活用しましょう。

【成績の評価】
・基準
1)ワークライフバランスについて理解が深まり、自分の意見を表明できるか。
2)男女共同参画やジェンダー、ダイバーシティの視点も含めて、キャリアビジョンが具体化できているか。
3)グループ討議や情報収集などの学び方を身に付け、積極的に参画できたか。
・方法
振り返りレポート40点、WS個人レポート10点、レポート発表40点、男女共同参画一行詩10点

【テキスト・参考書】
テキストは授業で配布する資料、中央図書館内の国立女教育会館コーナーの推薦図書など
「男女共同参画社会基本法」URLよりダウンロード(https://www.gender.go.jp/about_danjo/law/kihon/9906kihonhou.html)
「男女共同参画基本計画」URLよりダウンロード(https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/5th-2/index.html)

【その他】
・学生へのメッセージ
1)多様な分野で活躍するゲストと直接対話できる貴重なチャンスです。
2)女性のみを対象とする授業ではありません。男性も積極的に受講してください。
・オフィス・アワー
法人本部棟 1 階ダイバーシティ推進室(WebClassのメッセージからいつでも連絡してください)

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