【授業の目的】
われわれが経験するライフイベントに沿って現代社会の特質を把握し、社会現象がどのようなメカニズムで起きているのかを理解するための基礎知識を身につける。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 (1)現代社会の特質とその背景について理解することができる。【知識・理解】 (2)社会学の基礎概念を説明することができる。【知識・理解】 (3)社会現象のメカニズムについて討議できるようになる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
社会学、ライフイベント、社会調査
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう
【授業計画】
・授業の方法
授業の実施形態は対面の予定。 資料を液晶プロジェクターで提示しながら講義を行い、授業の最後に確認のための小テストを行う。
・日程
第1回:イントロダクション 第2回:出生(1)なぜ子どもが生まれなくなっているのか 第3回:出生(2)妊娠、出産という経験はどのように変わっているのか 第4回:学ぶ/教える(1)なぜ学ぶことが「義務」になっているのか 第5回:学ぶ/教える(2)学校という場所はどのような場所か 第6回:働く(1)「働くこと」の社会的な位置づけ 第7回:働く(2)「社会」のなかで働くこと 第8回:家族(1)近代化は家族をどう変えてきたのか 第9回:家族(2)家族であるとはどのようなことか 第10回:病い・老い(1)統計学は医療とどうかかわってきたか 第11回:病い・老い(2)病むこと・老いることは、どのような経験か 第12回:死(1)社会学は自殺をどう扱ってきたか 第13回:死(2)社会において「死」はどのように見えるか 第14回:科学・学問(1)社会学における理論と実証 第15回:科学・学問(2)科学と社会はどのような関係にあるのか
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
配布資料をWebClassから入手し、目を通して受講すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
小テストで間違えた箇所については、授業後に正解と解説を確認し復習すること。 図書館やインターネットを利用して関連する文献を閲覧するなどして、理解を深めましょう。
【成績の評価】
・基準
毎回の小テストと2回のレポートによって、主体的参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、 文章表現力)を評価する。到達目標の達成度が基準となる。
・方法
3分の2以上の出席を成績評価の前提とする。 小テスト50%、レポート50%により評価する。
【テキスト・参考書】
参考書 筒井淳也・前田泰樹, 2017, 『社会学入門−社会とのかかわり方』有斐閣.
【その他】
・学生へのメッセージ
種々の社会現象についての情報に関心を持ち、そこに潜む課題やその解決策を考える習慣をつけましょう。
・オフィス・アワー
水曜日10時30分から12時 阿部晃士研究室(人文社会科学部1号館4階) (WebClassの掲示板やメッセージでの連絡を基本としますが、面談が必要な場合は応じます。用務にて不在の場合もあるため、メールにて事前連絡のこと。)
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