環境と人類史(学際)
 Environment and Human History (Interdisciplinary)
 担当教員:白石 哲也(SHIROISHI Tetsuya)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業の目的は、分野融合の進む考古学を基礎として、学術と社会の繋がりを学びます。

【授業の到達目標】
1)人文科学と自然科学の関わりに関する基本的な知識を身に着け、説明することができる。【知識・理解】
2)自分の考えを他者に伝えることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
考古学、先史、文理融合、環境、気候変動、水月湖

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、過去の人々の営みについて複眼的な視野に立ち考察することで、論理的に思考し、解決に導く態度を身に着けます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
●講義を中心とした授業となりますが、環境と気候変動をテーマに、さまざまな場面で皆さんと議論していきます。
●文系・理系関係なく、環境と人類の関係を議論していきましょう。
・日程
第1回 ガイダンス(授業内容と進め方について)
第2回 環境と人類史
第3回 先史社会における環境適応の事例①
第4回 先史社会における環境適応の事例②
第5回 古環境を読み解く技法①
第6回 古環境を読み解く技法②
第7回 古環境を読み解く技法③
第8回 古環境を読み解く技法④ 
第9回 古環境を読み解く技法⑤
第10回 気候変動と人類①
第11回 気候変動と人類②
第12回 気候変動と人類③
第13回 環境考古学の新たな展開①
第14回 環境考古学の新たな展開②
第15回 まとめと講評

●最先端の現場で活躍する大森貴之氏(東京大学総合研究博物館)ら招聘講師による授業回を複数予定しています。講師によっては、オンライン(もしくはオンデマンド)になる可能性があります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
原則として、事前学習は必要ありませんが、先史時代の基本的な知識があると授業を受ける際に知識が修得しやすいと思います。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
随時、小テストを課します。授業終了後に資料を読み直し、テストに臨んでください。また、関連する文献を読むことも重要です。

【成績の評価】
・基準
1)考古科学に関する基本的な概念や用語を正しく理解している。
2)根拠に基づき、自身の考えを説明できている。

上記の2点に基づいて、評価を行います。
・方法
小テスト:50%
最終レポート(もしくは、テスト):30%
平常点:20%

【テキスト・参考書】
大森貴之ほか『放射性炭素の年代学』新泉社(2024年6月刊行予定)
*授業内で説明します。

【その他】
・学生へのメッセージ
人文系の学問と理科系の学問が、どのように学際的に融合して研究を進めているのか。最先端の考古科学分野の研究から見えてくる先史社会を体感し、文理融合とは何かを学んでほしいと思います。「文理」に囚われない考え方を身に着けてほしいと思います。
・オフィス・アワー
水曜日12時~13時は、研究室(学生センター2階)で対応可能です(事前にご連絡ください)。もしくは、Webclassのメッセージおよびメールは、いつでも対応しています。

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