分子の対称性(化学)
 Symmetry of Molecules (Chemistry)
 担当教員:崎山 博史(SAKIYAMA Hiroshi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習(一般・発展)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
分子にも立体構造があり、対称性を持っています。立体の対称性を学ぶことがこの授業の目的です。分子の対称性を学ぶと分子軌道法の学習にも役立ちます。

【授業の到達目標】
1)分子の形を理解し、表現(描画)できる。【知識・理解】
2)分子の持つ対称要素を理解し、図示できる。【知識・理解】
3)分子を対称点群に帰属(分類)できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
分子構造,対称要素,対称操作,対称点群

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
最初の2回は講義をおこない、分子の成り立ちや構造の表し方を学びます。3回目以降は演習問題を解きながら、分子の対称性と対称点群への帰属(分類)について学びます。
・日程
最初の2回の授業(講義)
分子の成り立ち、分子構造の表し方
3回目~15回目の授業(クイズ形式の演習)
対称要素と対称操作
回転
恒等操作
鏡映
反転
回映
点群
Dnh, Dnd, Dn点群
Cnh, Cnv, Cn点群
Ci, Cs, Sn点群
直線型分子の点群
高次対称点群
群論の応用

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業中に実施するクイズ形式の演習に積極的に取り組みましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習より復習に力を入れ、授業中に学んだことを身につけましょう。

【成績の評価】
・基準
分子の構造を対称点群に帰属できる(分類できる)ことを基準とします。
・方法
ファイナルクイズ100点で評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト:丸善出版「演習で理解する 分子の対称と群論入門」 﨑山博史 他訳

【その他】
・学生へのメッセージ
線対称や点対称は、平面図形の対称性に関するものでした。この授業では、立体の対称性を学びます。
・オフィス・アワー
オフィスアワーは、崎山研究室(理学部2号館2階206室)において、原則、9時から17時の間で在室している時間とします。(オンライン会議中は不可)

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