【授業の目的】
1)自ら課題を見つけ、見つけた課題に対して解決策を考え提供できる力を身につけることができるようになることを目的とする。 2)上記力を身につけることにより、自分自身が主体的に世の中をより良くすることができるようになることも目的である。 3)豊富な起業事例とゲスト講師に触れることにより、新しい事を始め世の中をより良い方向へ切り開いていく楽しさを感じ取り、「自分がやりたいことを自分で進めて行く」勇気と刺激を得る事も目的である。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 1)一つ一つの事業は社会貢献を果たすために存在していることが理解できる。【知識・理解】 2)新しい事業を始めるために必要な知識とスキルを身につけることができる。【知識・理解】 3)起業は革新を通じて世界になかった価値をもたらすことが期待されていることに気付き、自らの行動が革新への挑戦につなげることができる。【態度・習慣】 4)学生は世界に存在しなかったことを明確に聴き手に伝えることができるスキルを身につけるができる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
起業、新規事業、アントレプレナーシップ、イノベーション、プレゼンテーション、顧客、インサイト
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
この授業は、私達が基盤を置く地域はもちろん幅広い視野で課題を捉える能力,捉えた課題に対して解決策を紡ぎ出すための創造力と論理的思考を磨きくことができる。これは専門分野の枠を超えて共通に求められる知識や思考法の習得ができると言える。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
1)教員が授業資料を掲示することにより、学生の理解を促しながら講義を進めていく。 2)教員は講義の中で、学生へ質問を投げ、学生に考えさせる仕組みも設ける。 3)講義の中には数分~数十分のグループディスカッション並びに発表の機会も設ける。 4)ビジネスプランの作成と発表を最終成果物として位置づけ、中間並びに最後に学生からの発表機会を設けている。
・日程
第 1回目 10月 4日(金)オリエンテーション・組織の存在意義 第 2回目 10月11日(金)新規事業に必要な9つの検討要素(1回目) 第 3回目 10月18日(金)新規事業に必要な9つの検討要素(2回目) 第 4回目 10月25日(金)企業経営の本質 第 5回目 11月 1日(金)顧客を定義する 第 6回目 11月 8日(金)事業アイデアの創出 第 7回目 11月15日(金)ビジネスプラン作成ワーク 第 8回目 11月22日(金)ビジネスプラン中間発表及び発表チームの評価 第 9回目 11月29日(金)資金調達 第10回目 12月 6日(金)顧客が求めている本当のこと 第11回目 12月13日(金)商品を考える 第12回目 1月10日(金)顧客に価値を届けるまでの道筋 第13回目 1月17日(金)ビジネスプラン作成ワーク 第14回目 1月24日(金)ビジネスプランの最終発表 第15回目 1月31日(金)明治維新以後の大学教育の変遷とこれからの生き方
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)授業で話されることや示される資料・動画から得たことをノートへ筆記するなどし、理解に努める。 2)講義中に考えの共有や発表を促されたときはいつでも応えられるように、自分の経験や考えを整理しながら授業に参加する。 3)小グループでの議論を促されたときは、与えられたテーマについて時間内に議論し端的に発表できるように準備する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)回を重ねるごとに知識の連携が必要になるので,授業の該当箇所を自分で探し関連づけることが重要。 2)学習した内容をもとに、チーム(チームは授業開始後に決定)でビジネスプランを作成し発表する。ビジネスプランの作成は一朝一夕にできるものではないので、少なくとも週1回程度チームで集まり、ビジネスプランの内容について議論及び作成する時間を作ることが必要。
【成績の評価】
・基準
1)授業に積極的・能動的に参加できていることが合格の基準。積極性と能動性を示すために、発言を促されたときは遠慮することなく自分の考えや意見を発して欲しい。 2)最終成果物として提出するビジネスプランにおいて、次の内容が漏れなく入っていることが合格の基準。 ・どんな課題を解決するためにその事業を興すのか。 ・対象顧客は誰か。 ・どれくらいの市場規模が想定されるか。 ・どんな商品(価値)を提供するのか。 ・顧客の獲得方法。 ・どれくらいの売上と費用がかかりそうか。 ・事業に必要な資金をどのようにして集めるか。 3)ビジネスプランの発表姿勢と発表方法を通じて、「もっと話を聞いてみたい」と思わせることが合格の基準。
・方法
1)ビジネスプランの中間発表(発表観点は第1回目授業時に発表します):30点(5人で1グループ:5分以内) 2)小テスト:20点(回答選択式の小テストを予定) 3)ビジネスプランの提出と最終発表:50点(5人で1グループ:5分以内)
【テキスト・参考書】
必要な資料は授業毎に掲示または配布する。必読ではないが、授業理解を深めるために下記を参考書として挙げる。 ・アレックス・オスワルダー著「ビジネスモデル・ジェネレーション」(SHOEISHA) ・谷本理恵子著「プリンセスマーケティング」(エムディエヌコーポレーション) ・ジェラルド・ザルトマン「心脳マーケティング」(ダイヤモンド社)
【その他】
・学生へのメッセージ
1)事前の知識は必要ありません。新しい事に挑戦することに興味がある学生、起業を含むビジネスに興味がある学生、インスパイアを得たい学生の参加を待っています。 2)失敗を恐れる必要はありません。新しい知識を得るときに、そもそも失敗は存在しません。理系・文系問わず積極的に参加をしてください。
・オフィス・アワー
1)質問はWebclassのメッセージを通じて受け付けます。業務の都合上すぐに返答できない場合もあるので余裕を持って送信してください。 2)教員に対面で質問や相談を希望する場合、アントレプレナーシップ開発センター(人文3号館8階)において可能とします。事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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