【授業の目的】
学校給食発祥の地とされる山形をフィールドとし、「生きた教材」と言われる学校給食等を具体例として、人々の心身の健康そして地域の持続的発展にとって必要な食のリテラシーとは何か、またそれをいかに習得するか、について考究することを目的とする。
【授業の到達目標】
1)人々の健康および地域の持続可能な発展に必要な要素について述べることができる。【知識・理解】 2)学校給食の役割について多面的に考え、討議できる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
健康,食生活,リテラシー,学校給食
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 12.つくる責任つかう責任 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
前半の講義において基礎的な概念を理解した後、山形の食に関わる視察・調査や外部講師による講話等を通して実践的に学ぶ。さらに、学生の主体的な発表や討議活動を行い、知識・理解や態度・習慣の深化を図る。
・日程
1.オリエンテーション 2.ヘルスリテラシー(HL)、フードリテラシー(FL)とは 3.『日本・山形における健康および食生活の変遷と現状』 4.『山形の食生活の課題を探る』 5.【山形の食の現場の視察】 6.県外・海外の現状を探る 7.リテラシーを身につけるには 8.調査計画 9.【調査・視察活動1】 10.【調査・視察活動2】 11.発表計画 12.発表および相互評価1 13.発表および相互評価2 14.発表および相互評価3 15.総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるスライドや資料を参考に、講義内容を自分なりに分かりやすくまとめて理解に努めると同時に、自分自身の意見や考えを持つ。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で扱う内容に関連する最近の出来事や他地域での現状、統計資料等について、図書館やインターネット等で自ら情報を収集し、理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
以下の2点を達成していることを合格の基準とします。 1)山形県の特徴をふまえつつ、人々の健康および地域の持続可能な発展に必要な要素、学校給食の多面的な役割について適切に説明できること。 2)視察・調査や発表・相互評価活動に能動的に参画していること。
・方法
提出物および発表30点、小テスト20点、最終レポート40点、授業参加点10点を基準とし、総合的に評価します。
【テキスト・参考書】
個別に指定するものはありませんが、授業の進度やテーマに応じて、適宜有益な書籍や論文、URL等を紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
一方的な講義ではなく、学生の主体的な話し合いや協働的姿勢を求めます。山形をフィールドとしながらも、世界にも目を向け、食を「グローカル」に考えてみましょう。
・オフィス・アワー
個別に相談がある場合、研究室(A7棟3階)は不在のこともあるので、まずは授業の前後で遠慮なく声をかけて下さい。メールでも結構です。連絡先は授業内でお知らせします。
|