【授業の目的】
キャリア発達の代表的な理論を学び,理論を適用して自分を見つめることで自己理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)授業で扱うキャリア発達理論の概要を説明できる。【知識・理解】 2)講義や個人作業を通じ,自分自身に関して分かったこと,気づいたことを記述できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
キャリア発達,理論,自己理解
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう
【授業計画】
・授業の方法
毎回の授業は,事例紹介,キャリア発達理論の説明,個人作業,解説から構成され,いずれもオンデマンド形式で実施する。具体的にはウェブクラス上で課題やワークシートを毎回提示する。各自,指定された教科書を読み,リフレクションシートを提出する。動画を用いないスタイルである。
・日程
1.オリエンテーション 2.キャリアの基本 3.職業選択理論 4.積極的不確実性 5.自己効力感 6.プランドハプンスタンス(計画的な偶然) 7.キャリア・レインボー(キャリアの虹) 8.前半の振り返り 9.統合的ライフプランニング 10.プロティアン・キャリア(変幻自在なキャリア) 11.転機 12.内的キャリア 13.キャリア・アンカー(キャリアの錨) 14.キャリア構築理論 15.まとめ(全体の振り返りと卒業までの学び方の整理)
注)授業の進行状況に応じて順番や内容が変更されることがある。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本授業科目では,以下の課題等を課す。単位制度の実質化のため,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取組むこと。 1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおり。 3時間/週 (注)大学設置基準で,1単位の授業科目は45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められている。 2)授業で実施するワークは個人作業のみとする。ひたすら自分と対話し,自分と向かい合う個人作業が中心となるため,第三者的な視点ではなく,まさに自分のこととして取り組むことが求められる。 3)各回の授業において,リフレクションシートの提出を課す。課題は授業の最後に提示する。翌日18時までにウェブクラスで提出できるよう,毎回,下書きをし,文章の推敲をした上で提出すること。 4)提出されたリフレクションシートの中から幾つかをピックアップし,次回の授業で内容を共有する時間を設ける。これにより,誤解や間違いを自ら正すとともに,自分自身のリフレクションを行い,学びを深めていく。 5)与えられた課題を理解できるよう,図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめることを推奨する。 6)回を重ねるごとに知識の連携が必要になるので,授業資料の該当箇所を自分で探し関連づけることが重要となる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)個別のメッセージのやりとりや,リフレクションシート提出,レポート提出にウェブクラスを用いるため,ウェブクラスを使えるようにしておくこと。 2)授業で得た知識やスキルを日々の学生生活でも活用してみること。
【成績の評価】
・基準
授業で取り上げた理論を正しく説明でき,個人作業で分かったこと,気づいたことを記述できることを合格の基準とする。
・方法
毎回授業後に提出する「リフレクションシート」で評価する。リフレクションシートの得点を1回の授業につき6点とする。ただし,「共有コメント」として選ばれた場合は特別点を加算して10点とする。共有コメントとは,深い考察や独創性のある話題などのことで,授業やウェブクラスで紹介し,全員で共有して学びを深めるものである。初回を含む15回の得点の合計点で評価するが,100点を超えた場合は最終評価を100点とする。 履修確定後,授業契約を設定し,これに同意した者のみ成績評価する。
【テキスト・参考書】
この授業ではテキストとして次の2冊を使用する。 1)小倉泰憲・松坂暢浩・山本美奈子『キャリア理論と自己理解』大学生協電子書籍,2022年. 2)小倉泰憲・松坂暢浩・山本美奈子『大学生のキャリアの可能性を広げる3つのワーク』大学生協電子書籍,2021年.
【その他】
・学生へのメッセージ
1)本授業で扱うキャリアとは、広い意味で仕事を通した「人生」「生き方」そのものを扱うものである。 2)本授業は,大学でどのように学ぶのか,社会に出てどのように働くのかといった,自分のキャリアを考えるための基礎作りになる。
・オフィス・アワー
小倉:月曜日・水曜日の12:00~13:00/小倉研究室(理学部3号館A402号室) 山本:木曜日の12:00~13:00/山本研究室(基盤教育1号館2階)(授業や会議および出張等で不在以外)。面談を希望する場合は、事前にウェブクラスのメッセージ機能から問い合わせること。
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