【授業の目的】
本講座の目的は、日本に住んでいる留学生、結婚移住女性、労働者、帰化者などさまざま文化的背景を持つ人々が直面している異文化摩擦を取り上げて日本文化·社会及び他国の文化·社会を理解することである。さらに、ディスカッションを行い、他文化について理解を深めるとともに自文化を再認識する。
【授業の到達目標】
外国人問題を通して日本文化·社会及び他国の文化·社会を理解するようになる。【知識・理解】 また、他国の文化との比較対照を通じて、それぞれの文化の特徴を知ることができる。【知識・理解】 そして、異なる文化的な背景を持つ者(日本人学生、留学生)同士で議論することによって学生に多文化知識を身に付けてもらいたい。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
外国人、異文化理解、多文化共生
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、国際社会に関する広範な視野と見聞を持ち、異文化の相互理解に貢献できる能力を身につけてるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
本講座の目的は、日本に住んでいる留学生、外国人花嫁、労働者、帰化者などさまざま多文化を持つ人々が直面している異文化摩擦を取り上げて日本文化·社会及び他国の文化·社会を理解することである。ディスカッションを行い、異文化について理解を深めるとともに自文化を再認識する。
・日程
1 Introduction 2 Cross-cultural understanding: Case study: Japanese culture class 3 Japan is a homogeneous nation? 4 International student in the world. Case study: Japan, Yamagata University 5 Naturalization, Nationality issue in the world. Case study:Japan Famous Alumni introduction. 6 Foreigner worker in the world. Case study: Japan,Taiwan 7 Foreigner bride issue in the world. Case study: Yamagata Prefecture 8 Refugees in the World. Case study:Japan, Myanmar 9 Common ground with Japanese culture1. Case study:Japanese bamboo flute and Jew’s harp 10 Common ground with Japanese culture2. Case study:Japanese tranditional court music 11 Common ground with Japanese culture3. Case study: street art:Nankin tamasudare 12 Cross-cultural understanding discussion with former international student and Japanese 1 13 Multi-cultural understanding discussion with former international student and Japanese 2 14 Final Presentation and Discussion1 15 Final Presentation and Discussion2
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義を受身的に聞くのでなく、積極的に質疑応答、討論に参加する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で聞いた内容に関して積極的に周りの日本人学生や留学生と話し合うこと。
【成績の評価】
・基準
日本と他国の文化について、授業で学習した基本的な概念を適切に説明できることを合格の基準とします。また、異文化理解の基礎的な知識を身につけるための授業での活動に積極的に参加できていることも合格の基準です。
・方法
平常点 20点 授業参加点 20点 グループ発表点 20点 期末読書感想文 20点 期末レポート 20点
【テキスト・参考書】
Yu Ming Hwang “A Journal of Yamagata-Encountering a Multicultural Society Through Yu’s Experiences in Yamagata, Japan and the World” Jillion Publishing Co.2019 Yu Ming Hwang, Joshua Pako"Approaches to Japan's Business and Workplace Culture:Insights from Yamagata University International Student Alumni",大風印刷,2022年11月
【その他】
・学生へのメッセージ
英語での講義なので、一定の英語力が要求される。
・オフィス・アワー
金曜日14:40pm~16:10pm 授業内容についての質問、勉強全般についての質問だけでなく、勉強以外のことについての質問(特に海外留学、国際交流)や相談も受けつける。注意:出張、会議等の理由によって、オフィスアワーを中止する場合がある。
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