みずから学ぶ1(みずから学ぶ)(再履修))【曜日に属さないオンライン】
 Autonomous Learning 1(Autonomous Learning)
 担当教員:千代 勝実(SENYO Katsumi)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:1年  科目区分:講義 
【授業の目的】
大学1年生を対象に、この授業の活動を通して自律的な学修の手法を学び、学生みずからが学修課題を提案し、その学修目標を達成する。

【授業の到達目標】
以下のような課題設定-計画決定と実行(振り返りと改善)-目標達成 の流れを学生が実行できる。
・みずから学修課題を設定する。【知識・理解】
・学修課題を明確な指標のある目標に直し、それを達成するためのプロセスを決定する。【技能】
・みずから適宜進行状況や達成状況を確認し改善する。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
自律学習 生涯学習 学生主体型授業 アクティブラーニング 課題発見解決能力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
さまざまな学修目標を達成するための学び方や方策を、みずから経験し学ぶメタ学修のための科目です。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
この授業はオンデマンド授業で実施します。学修内容の自己管理シートをYUポータルアプリに定期的に提出してもらいます。
個々の学生が、目標と課題を設定し、それを達成するための学修方策を計画し、毎週振り返り(評価検証)をして、自分に合うよう学修方策の改善を行いながら、目標達成をめざします。学修目標の例として語学やその他の資格試験のスコア向上および合格、専門科目の先取学習、授業としては受講していないが興味のある分野の自学自習などがあります。担当教員は必要があれば、目標を達成するための助言を行います。
・日程
授業の初期は学修目標を達成するための計画を立てます。実際にみなさんが何かを学び行動するのは学期の期間中となります。毎週、自分で計画の振り返りや自己評価を行います。メンタリング(コメントの付与)はみなさんが少し行き詰まった時や特にうまくいった時など、必要があれば教員から行います。

第1回 ガイダンス。課題の発見と目標の決定を行い、それを達成するための計画を立てる
第2回 課題の設定とメンタリング
第3回 課題の設定、修正とメンタリング
第4回 課題の修正とメンタリング
第5回 課題の修正とメンタリング
第6回 自己評価とメンタリング
第7回 自己評価とメンタリング
第8回 自己評価とメンタリング
第9回 自己評価とメンタリング
第10回 自己評価とメンタリング
第11回 自己評価とメンタリング
第12回 自己評価とメンタリング
第13回 自己評価とメンタリング
第14回 自己評価とメンタリング
第15回 最終評価と振り返り、方策の改善

授業計画やYUポータルでの自己管理シートの提出方法はガイダンス時に説明します。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
目標の例はガイダンスで指定します。学修目標の例として、語学やその他の資格試験のスコア向上および合格、専門科目の先取学習、授業としては受講していないが興味ある分野の自学自習などがあります。担当教員は必要があれば、目標を達成するための助言を行います。
みずからの課題と目標、達成のための計画について、第1回のガイダンスから第2回目までに大まかな構想を作成しておいてください。ただし資格取得や語学資格試験を除いて、他の授業の単位取得のための自宅学習、部活動やサークル活動などに直接関係する目標は避けてください。また楽器練習やスポーツ実技、読書など、狭い意味での学習ではない活動も対象外とします。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
この授業では学生の授業時間外の学修や活動そのものを、学生自身が振り返りで評価検証していきます。学修や活動が適切に進んでいるかどうかを確認し改善することそのものが学修目標です。課外での学修や活動がおおむね計画通りに迷いなく進むよう、継続するための努力を期待しています。
学修時間の目安としては1日平均60分以上とします(もしくは5時間以上/1週間)。ただし、みなさんの事情は、考慮します。
また教員とのコミュニケーションを円滑にするため、自己管理シートはYUポータルアプリ、ガイダンスや一般的な連絡はWebClassとそのメッセージ機能を利用します。

【成績の評価】
・基準
学修や活動に対する取り組みを、事前に学生が各自設定した目標に対する達成度により評価します。
・方法
ガイダンス時に特に断らない限り、自己管理シートの提出を単位取得の前提とします。授業当初に教員と学生の合意のもとに決めた学修目標に対する達成度に応じた評価基準を決定した上で最終週に成績評価を行います。例えば資格試験合格のため試験日までに200時間勉強するという目標の場合、活動時間の測定手法や質的な評価基準を決めた上で、その最終的な達成度について教員と学生の合議で成績評価を決定します。成績の根拠資料として、学生のみなさんに自己管理シートをYUポータル上に毎日記録してもらいます。提出の認定基準は、毎週日曜日の夜までに毎日の記録が過去1週間分(月曜日から日曜日まで)記録されていることです。10回以上の提出認定が必要です。最終週に自己評価による成績とコメントを提出してもらいます。

自己管理シートの記録提出点:30%
学生の自己評価を教員が確認することによる評点:70%

【その他】
・学生へのメッセージ
大学生の学修活動のうちこれまで評価があまり行われてこなかった、みずからの学びや行動を決定し計画を立て継続・改善し目標を達成するという一連の主体的な活動の過程を、いっしょに学んでいく授業です。
みなさんの後輩の参考や指導、教育改善につなげるため、個人が特定できない匿名化や統計処理を施した上で、授業内容やみなさんの学修記録などの統計データを、今後の授業や学会・論文などで利用・公表することがあります。
・オフィス・アワー
原則としてWebClassのメッセージで質問を受付けます。会議や出張などで不在にすることもあるため、リアルタイムでの返信ができないこともありますがご了承ください。

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