【授業の目的】
生体機能の理解は、学術的な意味合いだけでなく、それを社会に役立てるという応用的な重要性を持ちます。この講義では、生体の持つ優れた機能とその応用を理解することを目的とします。
【授業の到達目標】
(1)ヒトを中心に生体構造とその機能を理解できるようになる。 (2)生体機能を社会に役立てる応用性を考察し、研究・開発に活かせる力を身に着ける。
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
本授業は生物学と工学の融合領域に位置付けられます。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
対面授業とweb classでの講義資料配布の併用で行います。内容はパワーポイント資料を用いた講義形式です。中間と最終にレポートを課し、生体機能に関して自ら考え、応用する力を養います。
・日程
1.生体機能計測に関するイントロダクション 2.生体機能計測の概要 3.バイオセンサの原理1 4.バイオセンサの原理2 5.血液成分計測 6.尿成分計測 7.中間レポートの解説と植物計測 8.唾液成分計測 9.汗成分計測 10.涙成分計測 11.細胞計測 12.微生物計測 13.皮膚計測 14.体内埋込デバイス 15.最終レポートの解説と講義まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントで講義を進めるので、各自で随時筆記して内容の理解に努めること。また、講義後にWeb Classで講義資料の一部を公開するので、各自で熟読し内容の復習・理解に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
生体機能との関連性の有無にかかわらず、各自が持つ博士前期課程での研究課題との関連性を意識しながら聴講し、新たな応用性を考察すること。
【成績の評価】
・基準
ヒトにおける生体構造と機能を理解し、その知識を社会に役立てる応用性を考察し、研究に活かせる力がどの程度身についたかを、レポート課題として問います。
・方法
中間および最終レポートそれぞれ40点、出席・質疑20点の合計100点で評価します。出席率が6割未満の場合は単位認定を行いません。
【テキスト・参考書】
「バイオセンサー」 鈴木周一編 ; 鈴木周一、他 東京 : 講談社, 1984.3
【その他】
・学生へのメッセージ
専門知識がなくても理解しやすい講義を務めますので、様々な研究分野の学生に聴講してもらいたいです。
・オフィス・アワー
質問等はいつでもメールとWeb Classで受け付けます。また、直接質問等がある場合は平日10時から16時まで長峯教員室(11号館3階304号室)までお願い致します。
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