【授業の目的】
看護研究者および高度看護専門職として卓越した看護実践の基盤となる主要な看護理論についての理解を深める。それぞれの理論の理論家および理論形成の背景、理論の構成、内容と特質を把握し、臨床実践能力の基盤として活用する方策を得る。
【授業の到達目標】
看護理論の構成要素、機能要素(メタパラダイム)について理解し,論理的思考を身につける。
【授業概要(キーワード)】
看護理論,構成要素,メタパラダイム
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:76~100% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
看護に関して豊かな見識を備える看護の主要な理論を理解し,論理的思考を身につける。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
看護理論家のバックグラウンドを踏まえたうえで講義とプレゼンテーションと討論を行う。
・日程
(毎週月曜日1・2校時) 1 看護理論の歴史と理論形成(布施) 2 看護理論の構成要素、機能要素(メタパラダイム)について概説 3 看護理論の分析と実践への展開:ナイチンゲールの看護理論 4 看護理論の分析と実践への展開:ニード論:ヘンダーソン 5 看護理論の分析と実践への展開:人間関係の看護論:ペプロウ 6 看護理論の分析と実践への展開:看護過程理論:オーランド 7 看護理論の分析と実践への展開:臨床看護における援助技術:ウイーデンバック 8 看護理論の分析と実践への展開:セルフケア不足理論:オレム 9 看護理論の分析と実践への展開:適応モデル:ロイ 10 看護理論の分析と実践への展開:臨床での看護実践における卓越性:ベナー 11 看護理論の分析と実践への展開:文化的ケア理論:レイニンガー 12 看護理論の分析と実践への展開:中範囲理論:母子関係・役割理論 13 看護理論の分析と実践への展開:中範囲理論:コンフォート理論 14 看護理論の分析と実践への展開:中範囲理論:ヘルスプロモーションモデル 15 まとめ : 看護理論の看護実践への活用 -日本における看護への有用性と相違点-
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
主要な看護理論を紹介し内容を理解し,看護実践での活用について討議する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前の主要な看護理論を読み,看護の現象を討議できるように準備しておく。
【成績の評価】
・基準
看護研究者および高度看護専門職として卓越した看護実践の基盤となる主要な看護理論についての理解を深め,それぞれの理論の理論家および理論形成の背景、理論の構成、内容と特質を理解していることを合格の基準とする。
・方法
評価方法は,討論(20点),レポート(80点)を基準として総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
看護理論家とその業績 都留伸子(監訳): 医学書院 看護理論集 より高度な看護実践のために,増補改訂版 日本看護協会出版会
【その他】
・学生へのメッセージ
日頃提供している看護実践を看護理論を用いて論理的に説明できるようになることが大事である。
・オフィス・アワー
月曜日~金曜日16:10~17:10に設ける。会議や出張で不在になることもあるため,確実に面談したい場合は予約をお願いしたい。
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