看護管理学特論Ⅰ
 Nursing Administration - Lecture Ⅰ
 担当教員:片岡 ひとみ(KATAOKA Hitomi)
鈴木 理恵(SUZUKI Rie)山形大学医学部附属病院がん専門看護師

 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻基礎看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):看護職または管理、政策に関する実務経験のある教員及び附属病院看護師が、各領域の臨床経験を活かし、看護マネージメントに関する講義・演習を行う。
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:看護管理学 
【授業の目的】
高度看護専門職として必要とされる高度なマネージメント能力を修得する。

【授業の到達目標】
1.組織の成り立ち、看護マネジメントについて理解し、看護におけるサービス・マネジメントについて述べることができる。
2.人材資源活用について理解し、看護管理におけるリーダーシップ、キャリア開発について述べることができる。
3.医療制度、政策を理解し、看護管理における医療経済について述べることができる。
4.質の高い看護サービスを提供するため、課題を明確にし、課題解決に向けた目標を設定し、実施計画を立案できる。

【授業概要(キーワード)】
組織、マネジメント、リーダーシップ、キャリア開発、目標管理

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
看護管理における専門知識を基に看護マネジメントについての学びを深める。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
基本的にはパワーポイント及び配布資料を用いた講義を行い、口頭で説明する。加えて、課題に沿ってグループワークを行い、グループ内でディスカッションした内容をまとめ発表する。
・日程
第1回 看護管理とは
第2回 看護組織論:看護の組織構造
第3回 看護組織論:管理的諸機能
第4回 看護専門職のキャリア開発、人材育成、人的資源
第5回 専門看護師、認定看護師の役割と今後の展望(鈴木)
第6回 看護経済
第7回 看護制度・政策論
第8回 労務管理
第9回 診療報酬制度
第10・11回 リーダーシップ論
第12回 目標管理
第13回 保健医療福祉制度の動向
第14回 情報管理
第15回 看護管理における事例検討、まとめ


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
課題作成にあたり、文献検索、情報収集を行う。
グループワークに積極的に参加する。
各自の予習内容を各グループで検討し、内容をとりまとめ代表者が発表する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業進度に応じて課題を課すので、与えられた課題提出に向け、図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えをまとめることを勧める。

【成績の評価】
・基準
グループワークの参加状況、ディスカッション内容、プレゼンテーション資料の内容
期限内に課題作成されているか、レポート内容等を総合的に勘案し、質の高い看護サービスに必要な看護管理におけるマネジメントについて説明できることを合格基準とする。
・方法
グループワークでのディスカッション20点、プレゼンテーション40点、レポート40点の成績を合計して評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、担当教員が必要な資料を配布し、学生の理解に合わせて適宜指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
授業および討論には積極的に参加し、看護サービスマネジメントについて各自考えを深めて下さい。
・オフィス・アワー
片岡研究室において、開講日の16:10~18:00(確実に面談したい場合は、事前に予約をお願いします。)

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