看護病態機能学特論Ⅱ
 Nursing Pathophysiology-Lecture Ⅱ
 担当教員:石田 陽子(ISHIDA Yoko)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻基礎看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年、2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:看護病態機能学 
【授業の目的】
人体の正常機能と病態、特に感染を含む皮膚創傷の病態を理解するために必要な人体構造の機能特性を学ぶ。また、皮膚創傷に関する形態学的研究を行うための基礎知識を身につける。

【授業の到達目標】
授業計画に記載する各項目について人体の構造と機能および病態の知識をもとに自分の言葉で要約・説明できる。

【授業概要(キーワード)】
病態機能、皮膚創傷、創傷感染、褥瘡

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
看護実践上の各課題について病態機能学的観点から論理的に分析し、その解決方法を見出す力を身につけるものである。
(看護学専攻のカリキュラムポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
授業は担当教員の講義のほか受講学生によるプレゼンテーションおよびディスカッションを行う。
・日程
以下の項目について理解を深め、看護実践上の課題を研究するための形態学的方法について学ぶ。
第1回 授業オリエンテーション
第2~4回 創傷ケアに関する研究の動向
第5~6回 褥瘡ケアに関する研究の動向
第7~8回 創傷感染に関する研究の動向
第9~10回 失禁ケアに関する研究の動向
第11~12回 静脈炎に対する看護ケアに関する研究の動向
第13~14回 創傷管理に関する研究の動向
第15回 試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントで示されるプレゼンテーション内容をノートに筆記しその理解に努める。ディスカッションに積極的に参加し課題の理解に努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義内容を自分の言葉で要約・説明できるよう整理してみる。理解の足りない内容はそのままにせず、質問するなどして解決に努める。

【成績の評価】
・基準
人体の構造と機能および病態に関する基本的事項について用語を正しく用いて適切に説明できることを合格の基準とする。
筆記試験(100点満点)の得点が60点以上を合格、60点未満を不合格とする。
・方法
病態機能学に関する理解度を総合的に評価する。授業最終回に筆記試験を行う。再試験は行わない。

【テキスト・参考書】
担当教員が使用する資料を配布し、必要に応じてテキストや参考書を紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
看護実践場面をイメージしながら、その課題解決のために病態機能に関する基礎知識がどのように活かされるのか実感してほしい。
・オフィス・アワー
授業終了後適宜応じる。会議や出張等で不在のこともあるため事前の予約をお願いしたい。連絡先は初回の授業オリエンテーション時に周知する。

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