看護病態機能学特別研究
 Graduate Research in Nursing Pathophysiology
 担当教員:村田 恵理(MURATA Eri)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻基礎看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年  開講学期:通年  単位数:10単位  開講形態:実験(8単位)実習(2単位)
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:看護病態機能学 
【授業の目的】
看護ケア・療養者支援の改善、開発、創成に貢献する基礎科学的実験研究を展開する。細胞生物学、生化学、分子生物学的な手法を習得し、実験によるデータ収集と解析を行なって、研究に対する基本的な態度や考え方を身につける。

【授業の到達目標】
基本的な細胞生物学、生化学的手法を身につける。
分子生物学的手法について理解する。
実験デザインができる。
データを収集し正しく解析できる。
結果を正しく解釈できる。

【授業概要(キーワード)】
実験のデザイン、データの収集と解析、正しい解釈、細胞生物学、生化学、分子生物学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
演習や特論で頭で学んだことを基に、実際に実験を行うことで“手”を動かして得られたデータの取り扱いについて学ぶ。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
教員による実験の技術指導を含めた実習と実際のデータ収集にかかる実験(演習)による。
・日程
実習(教員による実験指導):随時10-20回程度
実験:ほぼ毎日の平日の昼間


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ひとつひとつ条件検討を積み上げて本実験に向けて積めていくことが必要となる。そのためには日々怠りなく、何よりも実験を優先して集中すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
その日に出たデータはその日のうちにノートを整理し、まとめておくこと。
次の実験は前日までに、その実験の目的や方法について整理しシミュレーションや試薬、器具の準備を済ませておくこと。

【成績の評価】
・基準
簡単な細胞生物学、生化学的手法を用いることができる。
分子生物学的手法について理解している。
実験のデザインができる。
自身でデータを収集し正しく解析している。
実験結果を正しく解釈している。
・方法
日々の実習・演習の参加態度、実験への向き合い方や丁寧さ、実験を正しく行なっているか、出した実験結果についてディスカッションがどの程度できるか、などにより総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
随時紹介するが、必要な参考書は実験室に備えてある。

【その他】
・学生へのメッセージ
実験の9割は条件検討であり、また多くは予想していた結果とは異なる結果になることが多いので、実験には根気が必要です。諦めずにポジティブかつ、冷静沈着に実験を進めましょう。また、自分が思っていた結果とは異なる時でも、公平かつ正しい解釈を心がけましょう。
・オフィス・アワー
隔週月曜日のミーティングにて相談を受け付けます。
その他でも4階の研究室に在室している場合は随時相談を受け付けます。
会議、研究、出張で不在の場合や実験中で応じられない場合もあるため、確実に面談したい場合は事前予約をお願いします。

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