成人・老年看護学演習Ⅱ
 Advanced Adult and Gerontological Nursing (Acute Care) - SeminarⅡ
 担当教員:古瀬 みどり(FURUSE Midori)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻臨床看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):看護師の実務経験を持つ教員が、看護研究について講義・演習を行う。
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:成人・老年看護学(急性期) 
【授業の目的】
専門領域に関する国内外の文献を講読し、研究の動向と研究方法について理解を深め、修士論文を作成するための基礎的能力を養う。また、基本的な英文読解能力を身につけるための学習をする。

【授業の到達目標】
各自の研究テーマに関連する文献を講読し文献を要約、プレゼンテーションし、批判的に討議できる。文献リストの作成を行うとともに、研究計画立案の一過程と捉えることができる。英語テキストを使用して、基本的な英文読解能力を身につけることができる。

【授業概要(キーワード)】
周手術期看護、クリティカルケア看護、看護研究

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
修士論文作成のための基礎的能力育成に向け、文献クリティークを行う。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
毎週日曜日3・4校時に、成人・老年看護学演習Ⅰ・Ⅲ・Ⅳと連続して、講義・演習を行う。前期は易しい英語の読物を解説を加えながら和訳する。後期は、研究テーマに関連する論文をクリティークする。
・日程
第 1~15回 テキストを用いた英文読解
第16~29回 論文クリティーク
第30回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
英文読解は、辞書を丹念に調べ、予習して授業に臨むこと。論文クリティークの方法は、予めプレゼンテーションのフォーマットを指定するので、それに基づき資料の準備を進めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
翻訳ソフトに頼らず、自分で辞書を調べることで、専門領域のキーワード(英語)の蓄積が豊富になる。

【成績の評価】
・基準
基本的な英文読解ができ、英語の論文のクリティークに活用するできることを合格の基準とする。
・方法
毎回の発表30点、ディスカッション30点、発表資料の準備状況40点を合計して評価する。

【テキスト・参考書】
助川尚子他:今日のアメリカ英語 English Reader-Nursing Today in America. 医学書院
American Cancer Society: Cancer caregiving A to Z: an at-home guide for patients and families
牧本清子他:よくわかる看護研究論文のクリティーク.日本看護協会出版会
大木秀一:文献レビューの基本.医歯薬出版

【その他】
・学生へのメッセージ
自主学習によって英文を読む姿勢が大切です。今までの英文に対するイメージが大きく変わればよく勉強したと言えるようになる。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは、学生の都合に合わせ持つようにする。そのため、事前に予約をすること。連絡先は初回の授業で伝える。

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