【授業の目的】
成人およびその家族を支援するための理論を学習し、看護実践に応用するための介入方法を習得する。
【授業の到達目標】
患者とその家族を一つのユニットと捉え看護を行うための家族ケア理論を理解し、看護実践に活用することができる。
【授業概要(キーワード)】
家族、家族システム、家族発達、家族アセスメント、家族ケア
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
基礎理論に基づく疾病予防と生活支援方法を開発・整備できる能力獲得の一環として、家族支援の方法を学ぶ。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
毎週日曜日の5・6校時に成人・老年看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅳと連続して、講義・演習を行う。前半は家族看護理論についての講義を、後半は事例検討による演習を行う。
・日程
第1・2回 家族の構造・機能・プロセス 第3・4回 家族システム看護 第5~10回 家族アセスメントと介入 第11~13回 生命の危機状態にある患者の家族支援 第14~16回 終末期療養者と暮らす家族への支援 第17~29回 事例検討 第30回 まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
参考図書から講義内容について、あらかじめ全体像を把握しておくことほか、講義の説明途中でも随時質問を受けるので積極的に質問することが望ましい。また事例検討では、各自が経験した困難事例等をまとめ、事例検討するための理解しやすい資料作成の準備をしておくこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回受講し、興味を持った点があれば、最近の雑誌に目を通してみることを勧める。
【成績の評価】
・基準
患者とその家族を一つのユニットと捉え看護を行うための家族ケア理論を説明できること、また参加者が討議できる家族の事例に関する資料を理解しやすく作成し、概要を説明できることを合格の基準とする。
・方法
毎回の発表30点、ディスカッション、資料の準備状況40点を合計して評価する。
【テキスト・参考書】
森山美知子編:ファミリーナーシングプラクティス―家族看護の理論と実践.医学書院 S. M. Harmon Hanson, S. H. Boyd(村田恵子監訳):家族看護学―理論・実践・研究.医学書院 Lorraine M. Wright and Janice M.Bell: Beliefs And Illness – A Model For Healing.4th Floor Press. Calgary,2009 Jane Barnsteiner, et.al.: Person and Family Centered Care. Sigma Theta Tau International
【その他】
・学生へのメッセージ
日常の看護実践および研究の発展性を考えながら、討論及び講義に積極的に参加してほしい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは、学生の都合に合わせ設けるようにする。事前に予約をすること。連絡先は社会の授業で知らせる。
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