看護病態機能学特論Ⅳ
 Nursing Pathophysiology -lecture Ⅳ-
 担当教員:櫻田 香(SAKURADA Kaori),片岡 ひとみ(KATAOKA Hitomi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻基礎看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師として診療経験のある教員がその診療経験を活かし、疾患や今日的課題について講義,実習を行います。
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:看護病態機能学 
【授業の目的】
プライマリケア看護における典型的な症状についてその症状のメカニズムを踏まえた上で、臨床推論や鑑別判断ならびに臨床検査や臨床判断の手法を学習し、症状マネジメントのための薬物および非薬物療法に関する知識と高度な看護実践及び技術について修得する。

【授業の到達目標】
1)プライマリケア看護に必要な一般的によく見られる症状の臨床判断、検査、治療(薬物、非薬物療法)について説明出来る。
2)地域でよく起こる急性疾患への初期対応や比較的軽い症状や慢性疾患を持つ様々な訴えに対して、看護学の視点から包括的アセスメントを行い症
状マネジメントの方略について説明出来る。

【授業概要(キーワード)】
症状、症候、臨床推論

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、プライマリケア看護における典型的な症状についてその症状のメカニズムを踏まえた上で、臨床推論や鑑別判断ならびに臨床検査や臨床判断の手法を学習し、症状マネジメントのための薬物および非薬物療法に関する知識と高度な看護実践及び技術について修得するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
講義とwebclassによる学習と代表的な病態の症例を提示しグループで考察し発表する演習を行います
・日程
前期 月曜日7,8校時に開講

第1回 オリエンテーション(櫻田)
第2,3回 発熱、咳、喘鳴、発疹、麻疹(櫻田)
第4-6回 痛み:頭痛、胸痛、腹痛、腰背部痛、関節痛(櫻田)
第7-9回 呼吸困難、動機、めまい、しびれ、倦怠感、不眠、不安(櫻田)
第10-12回 出血:吐血、下血、血尿(櫻田)
第13回 悪心、嘔吐、下痢、便秘(櫻田)
第14-15回 症状アセスメントとそのマネジメントに関する実践事例の看護展開(片岡、櫻田)

特定行為研修
「共通科目」臨床推論:12時間講義 10.5時間演習に相当する。


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイント資料に、ノートをとりながら、内容を理解してください。

・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで調べて理解を深める努力が不可欠です。

【成績の評価】
・基準
プライマリケア看護に必要な一般的によく見られる症状の臨床判断、検査、治療について概説出来ること、地域でよく起こる急性疾患への初期対応や比較的軽い症状や慢性疾患を持つ様々な訴えに対して、看護学の視点から包括的アセスメントを行い症状マネジメントの方略について説明出来ることを合格の基準とします。
・方法
筆記試験(60点) プレゼンテーション(10点)、
レポート(30点)を基準として総合的に評価します。

【テキスト・参考書】
参考書:診察エッセンシャルズ 日経メディカル開発
レビューブック 必修・禁忌 MEDIC MEDIA

【その他】
・学生へのメッセージ
受け身ではなく分からないことに対する答えを自分でも探しに行きましょう。
・オフィス・アワー
月-金:9:00-17:00 (櫻田研究室) 会議や講義で不在のこともあります。

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