【授業の目的】
病原微生物の取扱い,微生物検査の基礎と実際,環境衛生及び医療現場における洗浄・消毒・滅菌の原理及び管理方法を学ぶ。さらに,看護ケアにおける病原微生物の伝播を防止するための手指衛生,標準予防策,感染経路別予防策の方法と効果を学ぶ。
【授業の到達目標】
1. 病原微生物の取扱い,微生物検査の基礎と実際について説明できる。 2. 洗浄・消毒・滅菌の基礎的知識に基づき臨床実践への無菌法の応用について説明し実践できる。 3. 看護ケアにおいて病原微生物の伝播を防止する手指衛生,標準予防策,感染経路別予防策を理解し実践できる。
【授業概要(キーワード)】
微生物取扱,滅菌,消毒,洗浄,手指衛生,感染予防策
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
感染症看護専門看護師教育課程の科目である
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
・日程
1. 病原微生物の取扱いと検体の取扱い(採取方法,保管方法)(櫻田) 2. 病原微生物の特徴と微生物検査の基礎と実際(森兼) 3. 環境中の病原微生物と衛生管理(村田) 4. 医薬品・医療用具等の管理(村田) 5. 洗浄・消毒・滅菌1(原理)(鏡) 6. 洗浄・消毒・滅菌2(臨床応用と管理)(鏡) 7. 洗浄・滅菌の検証と管理 (鏡) 8. 無菌操作1(原理) (佐藤) 9. 無菌操作2(臨床応用と管理) (佐藤) 10. 手指衛生(方法と検証) (森兼) 11. 標準予防策(方法と検証) (森兼) 12. 感染経路別予防策 (森兼) 13. 医療現場における応用無菌法(材料部,手術部,各病棟)(蜂谷) 14. 感染性医療廃棄物の安全処理技術と廃棄物処理施設の実際(蜂谷) 15. まとめ(課題発表と全体討議)(櫻田、村田)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義およびゼミナール形式。課題に対して学生が個人ワークを行いその内容を発表する。発表内容に対して全員で討論し学習を深める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで調べて理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
1. 病原微生物の取扱い,微生物検査の基礎と実際について概説できる。 2. 洗浄・消毒・滅菌の基礎的知識に基づき臨床実践への無菌法の応用について概説し実践できる。 3. 看護ケアにおいて病原微生物の伝播を防止する手指衛生,標準予防策,感染経路別予防策を理解し実践できる。 上記3点を合格の基準とします。
・方法
授業への参加状況(60%),レポート(40%)により総合的に評価する。総合点で60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
病気が見えるvol.6 免疫・膠原病・感染症,メディックメディア
【その他】
・オフィス・アワー
9時から17時 村田研究室 事前にアポイントを取ってください。
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