【授業の目的】
看護実践に密着した課題の中から研究課題を選択し、これを実験形態学的に研究する。そこから得られた結果を論文にまとめ、発表する方法を身に付ける。
【授業の到達目標】
自身が取り組む研究課題について、人体の構造と機能および病態の知識をもとに、また実験形態学的研究手法をもとに、自分の言葉で要約・説明でき、研究成果を論文にまとめることができる。
【授業概要(キーワード)】
皮膚創傷、褥瘡、実験形態学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
看護実践上の各課題について、実験形態学的観点から論理的に分析し、その解決方法を見出す力を身につけるものである。 (看護学専攻のカリキュラムポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
以下に示す主要な研究課題から選択して研究を行う。 1.ヒト褥瘡皮膚組織の肉眼解剖学および組織形態学的研究 2.注射技術の安全性に関する組織形態学的研究 3.皮膚傷害(褥瘡や感染創傷など)に関する実験動物による評価系の作製と形態学的研究
・日程
第1回 授業オリエンテーション 第2~15回 研究テーマおよび実施計画に関するディスカッション 第16~30回 文献調査および研究計画書、倫理審査申請書の作成 第31~50回 中間発表会および実施計画修正、研究実施 第51~75回 論文作成に関する指導(データ解析も含む) 第76~90回 論文発表にかかる準備・審査・発表会
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実験で得られる成果内容をノートに筆記し、その分析・理解に努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
研究内容を自分の言葉で要約・説明できるよう整理してみる。理解の足りない内容はそのままにせず、質問するなどして解決に努める。
【成績の評価】
・基準
自身が取り組んだ研究内容について用語を正しく用いて適切に説明できること、研究成果を論文にまとめることができることを合格の基準とする。 論文審査(100点満点)の得点が60点以上を合格、60点未満を不合格とする。
・方法
研究に取り組む日常的な姿勢と、学位論文の作成過程および内容を総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
必携のテキストは指定しないが、指導教員より必要に応じてテキストや参考書を紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
博士前期課程において本科目を履修する意義、自身に求められる役割を認識し、自発的に楽しく研究できるよう心がけてほしい。
・オフィス・アワー
授業終了後適宜応じる。会議や出張等で不在のこともあるため事前の予約をお願いしたい。連絡先は初回の授業オリエンテーション時に周知する。
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