【授業の目的】
適切な薬物療法を行うための薬理学の基礎知識と実践的な使用方法、注意すべき副作用について学ぶ。
【授業の到達目標】
患者の生活調整や回復力の促進、患者自身による服薬管理能力向上のための薬物使用に関わる判断、投与後のモニタリングなどを実践し患者の治療に貢献できる能力を習得する。
【授業概要(キーワード)】
臨床薬理、作用機序、副作用
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、薬物療法の問題について看護の観点から論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
「全国がんプロe-learningクラウド」やwebclassを利用したe-learning及び講義と代表的な病態の症例を提示しグループで考察し発表する演習を行う。
・日程
前期 木曜日9・10校時に開講 1.オリエンテーション、臨床薬理学総論(櫻田) 2.薬物動態学・血中濃度モニタリング(櫻田) 3.慢性呼吸不全など呼吸器疾患・慢性心不全など循環器疾患の治療薬と相互作用(櫻田) 4.循環器・呼吸器疾患がある患者の管理、生活指導、事例展開(村田) 5.慢性肝不全などの肝疾患・慢性腎不全などの腎疾患の治療薬・治療方法(櫻田) 6.肝疾患・腎疾患がある患者の管理、生活指導、事例展開(櫻田) 7.神経・精神疾患の治療薬と相互作用(櫻田) 8.神経・精神疾患、自己免疫疾患がある患者の管理、生活指導、事例展開(櫻田) 9.腫瘍性疾患に用いられる治療薬と相互作用(櫻田) 10.腫瘍性疾患の治療薬による有害事象、ファーマゲノム(櫻田) 11.腫瘍性疾患がある患者の管理、生活指導、事例展開(疼痛緩和を含む)(村田) 12.自己免疫疾患の治療薬と相互作用(櫻田) 13.感染症の薬物療法、服薬指導・管理、看護師の役割など(村田) 14.緊急応急処置に用いられる薬物と管理、事例検討(櫻田) 15.臨床薬理学からみた患者管理・まとめ(櫻田・村田)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで調べて理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
薬物療法を行うための薬理学的な基礎知識と使用方法、副作用について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
筆記試験にて60点以上を合格とします。再試験は実施しません。
【テキスト・参考書】
薬が見える vol 1,2,3 MEDIC MEDIA
【その他】
・学生へのメッセージ
与薬の実践者である看護師として、薬の作用機序、使用方法、副作用の知識をしっかり身につけ、実践に活かしましょう。
・オフィス・アワー
月ー金 9:00-17:00 (櫻田研究室)会議や講義で不在になることもあります。
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