高度実践看護学特論Ⅱ
 Advanced Nursing - Lecture Ⅱ
 担当教員:看護学科担当教員,藤田 愛(FUJITA Megumi),
古瀬 みどり(FURUSE Midori),今田 志保(KONTA Shiho)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻基礎看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師(看護学科担当教員)あるいは看護師(藤田、古瀬、今田)として実務経験のある教員が、その診療および看護実践経験を活かし、代表的な疾患等について講義を行う。
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:高度実践看護学 
【授業の目的】
高度看護実践のため,臨床で扱う小児および成人の代表的疾患とその診断、検査、治療の基本を学習することを目的とする。

【授業の到達目標】
小児および成人の代表的疾患とその診断、検査、治療の基本を理解し説明することができる。
生活習慣病の予防と治療に関する高度な看護実践を行うための知識を習得し説明することができる。

【授業概要(キーワード)】
小児疾患、生活習慣病、婦人科疾患、病態、治療、予防

【科目の位置付け】
高度看護実践に必要な幅広い疾病知識を得るための授業である。看護学専攻の博士前期課程のディプロマ・ポリシー(1.科学的根拠に基づき、看護の現象、実践技能およびシステム上の課題をあきらかにし解決するために、看護の研究を邁進できる能力を獲得している 2.豊かな学識と高い見識を備え、基礎理論に基づく疾病予防と生活支援方法を開発・整備できる能力を身に付けている)に関与する重要な内容である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
授業は資料とパワーポイントを用いて行う。各講義のテーマについて議論する時間を設ける。
・日程
授業は、後期、金曜日1・2校時に行う。日程は、初回開講日にお知らせします。
主要なテーマと順番は次のとおりです。
第1回目 小児看護実践学総論:小児期に発症頻度が高い疾患や症候群と検査・治療、看護職の役割と機能(今田)
第2回目 小児(よく見られる症状:発熱,発疹,嘔吐,腹痛,下痢等)
第3回目 小児(感染症:風疹,水痘,麻疹等)
第4回目 小児(呼吸器疾患)
第5回目 小児(小児慢性疾患)
第6回目 小児(子どもの発達評価)(今田)
第7回目 小児(発達障害)(今田)
第8回目 小児(虐待予防)(今田)
第9回目 生活習慣病と予防(古瀬)
第10回目 循環器疾患(心不全,虚血性心疾患)
第11回目 呼吸器疾患(肺炎,慢性閉塞性肺疾患,喘息)
第12回目 消化器疾患(胃腸炎,胆石症,肝硬変,消化器がん)
第13回目 内分泌・代謝・腎疾患(糖尿病,甲状腺疾患,腎不全)
第14回目 婦人科疾患(子宮がん,子宮筋腫,乳がん)(藤田)
第15回目 女性の健康問題と疾病の予防(がん検診,更年期障害)(藤田)
第16回目 緩和医療(古瀬)
(この授業2単位のうち、上記の項目1~8が小児CNS申請に必要な1単位に相当する内容である)
特定行為研修「共通科目」疾病・臨床病態概論:9時間講義 1.5時間演習

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で配布される資料に筆記して内容の理解に努める。
テキストを活用して講義内容の理解を深める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
小児の病態と疾病、生活習慣病、婦人科疾患と広範な内容を学びますので、各授業テーマ毎に十分な予習と復習を行い、理解を確実なものとしてください。

【成績の評価】
・基準
合格基準は、小児疾病・生活習慣病・婦人科疾病の各領域において、重要な病態や疾病に関する知識を得て、それぞれに的確な説明ができることである。
・方法
授業参加点20点および課題レポート80点として100点満点中、合計60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
シンプル小児科学 香美祥二 南江堂
今日の治療と看護 永井良三・太田健 編集 南江堂

【その他】
・学生へのメッセージ
高度看護実践に必要とされる重要な疾病の講義を行います。十分に理解を深めてください。
・オフィス・アワー
授業時間以外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を看護学科棟の看護学科教員研究室において、毎週火曜日の16:00~17:00に設けます。会議や出張などで不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は初回の演習でお知らせします。

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