【授業の目的】
診療看護師（NP）/高度実践看護師に必要な包括的なアセスメント、必要な検査の選択、エビデンスに基づく治療やケアの選択、ケアの調整、多職種との協働、倫理的意思決定に関する一連の高度な実践能力を身につける。
【授業の到達目標】
1.典型的な疾患や症状について、臨床推論に基づく包括的なアセスメントができる。2.典型的な疾患や症状について、必要な検査の選択、エビデンスに基づく治療やケアの選択ができる。
3.医療現場における高度実践看護師の必要性を説明できる。
4.プライマリケアにおける診療看護師（NP）の役割開発について説明できる。
5.ケアの調整、多職種との協働、倫理的意思決定について述べることができる。
【授業概要（キーワード）】
臨床推論、包括的アセスメント、倫理的意志決定、医療面接
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
C-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。：1～25％
D-2．事前学習（下調べ、調査等含む）で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。：26～50％
【科目の位置付け】
診療看護師（NP）/高度実践看護師に必要な包括的なアセスメント能力を高め、診療看護師（NP）/高度実践看護師に必要な看護実践能力を高める。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
・パワーポイント及び配布資料を用いた講義を行い、口頭で説明する。
・講義で学んだ内容を基礎として、グループに分かれ指導者のもとで、議論や発表を行う。
・講義やグループ討論で学んだ内容を基礎として、グループに分かれ指導者のもとで、実技を中心に学ぶ。
・日程
第1～6回 呼吸器関連
第7回 腹腔ドレーン管理関連
第8～9回 ろう孔管理関連（佐々木）
第10回 栄養に係るカテーテル管理（中心静脈カテーテル管理）
第11～18回 創傷管理関連（外田、黒木、佐々木、片岡）
第19回 創部ドレーン管理関連
第20～21回 動脈血液ガス分析関連
第22～27回 感染に係る薬剤投与関連
第28～29回 血液コントロールに係る薬剤投与関連
第30～31回 術後疼痛管理関連
第32～33回 循環動態に係る薬剤投与関連
第34～35回 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
第36～37回 皮膚損傷に係る薬剤投与関連
第38～43回 高度実践看護師の役割開発（黒木、片岡）
ナースプラクティショナーの責任に関する知識と理論
第44～45回 高度実践看護の事例検討（黒木、片岡）
多職種協働における診療看護師（NP）の役割、倫理的意思決定支援
＊特定行為研修の学ぶべき事項については、「令和6年度山形大学大学院医学系研究科看護学専攻（博士課程）便覧」を確認すること。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
課題作成にあたり、文献検索、情報収集を行う。
グループワークに積極的に参加する。
各自の予習内容を各グループで検討し、内容をとりまとめ代表者が発表する。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
授業進度に応じて課題を課すので、与えられた課題提出に向け、図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えをまとめることを勧める。
【成績の評価】
・基準
グループワーク及び演習参加状況、筆記試験、実技試験を総合的に勘案し合格基準とする。
・方法
グループワークでのディスカッション20点、試験（筆記試験40点、実技40点）の成績を合計して評価する。
【テキスト・参考書】
塚本容子・石川倫子・福田広美編 症状別アセスメント メヂカルフレンド社 2016年
【その他】
・学生へのメッセージ
配布された資料をよく読み、診療看護師（NP）高度実践看護師の役割について各自考えを深めて下さい。
・オフィス・アワー
片岡研究室において開講日の16：10～18：00(確実に面談したい場合は、事前に予約をお願いします。)
|