【授業の目的】
1. 地域および病院における感染症の発症要因および流行，母性・小児・成人・老人・在宅療養患者の感染症患者の治療および看護方法，易感染患者の看護について学ぶ。
2. 感染症に関わる倫理と感染症専門看護師の役割を理解する。
【授業の到達目標】
1. 地域および病院における感染症の発症要因および流行について説明し討論できる。
2. 母性・小児・成人・老人の感染症患者の治療および看護方法，易感染患者の看護について説明し討論できる。
3. 感染に関わる倫理的課題，感染症専門看護師の役割を明確化し，課題を解決するための方法や研究について検討する。
【授業概要（キーワード）】
感染症発生要因，感染症の流行，感染症患者の看護，感染症の倫理，感染症専門看護師
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：1～25％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：1～25％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
C-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。：1～25％
D-2．事前学習（下調べ、調査等含む）で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：1～25％
B-3．習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。：1～25％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：1～25％
D-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
感染症看護専門看護師教育課程の科目である
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
授業は資料とパワーポイントを用いて行う。事例検討、文献検討を行います。
・日程
1:オリエンテーション（村田）
2-3:地域における感染症の発生要因と流行（村田）
4-5:病院における感染症の発生要因と流行:細菌感染症（森兼）
6-7: 病院における感染症の発生要因と流行:ウイルス感染症（森兼）
8-9:高齢者施設における感染症の発生要因と流行:細菌感染症（櫻田）
10-11:高齢者施設における感染症の発生要因と流行:ウイルス感染症（櫻田）
12-13:パンデミックについて（森兼）
14-15:感染に関わる倫理的問題と調整方法（紙上患者演習）（大宮）
16-17:感染症看護専門看護師の役割：教育，調整，相談，研究（紙上患者演習）(菊地)
18-19:易感染者の看護：特徴，アセスメント：紙上患者演習(石田，村田)
20-21:小児，母性における感染症看護（紙上患者演習）(石田，村田)
22-23:小児感染症看護（紙上患者演習）(石田，村田)
25-26:化学療法／移植患者への感染看護（紙上患者演習）(菊地)
27-28:人工透析患者への感染看護（紙上患者演習）(石田，村田)
29-30:複数の合併症を抱える高齢者への感染看護（紙上患者演習）(石田，村田)
31-32:認知症高齢者への感染看護（紙上患者演習）(石田，村田)
33-34:福祉施設における感染看護（紙上患者演習）(石田，村田)
35-36:高齢者への感染看護（紙上患者演習）(石田，村田)
37-38:在宅療法者への感染看護（紙上患者演習）（石田，村田）
39-40:結核患者への感染看護（紙上患者演習）（石田，村田）
41-42:薬剤耐性菌感染症患者の看護（紙上患者演習）（石田，村田）
43-44:災害時・パンデミックにおける感染看護（紙上患者演習）（石田，村田）
45:感染症看護に関する研究計画作成：発表と討論（櫻田，村田）
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義（１５コマ）と演習（３０コマ）で行う。課題に対して学生が個人ワークをしてその内容を発表する。発表内容に対して全員で討論し学習を深める。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで調べて理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
1. 地域および病院における感染症の発症要因および流行について概説し討論できる。
2. 母性・小児・成人・老人の感染症患者の治療および看護方法，易感染患者の看護について概説し討論できる。
3. 感染に関わる倫理的課題，感染症専門看護師の役割を明確化し，課題を解決するための方法や研究について検討する。
上記３点を合格の基準とします。
・方法
授業への参加状況（６０％），レポート（４０％）により総合的に評価する。総合点で60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
感染症診療マニュアル：医学書院
シュロスバーグの臨床感染症学：メディカルサイエンスインターナショナル
【その他】
・学生へのメッセージ
実践場面をイメージしながら積極的に学んで下さい。
・オフィス・アワー
9時から17時 担当教員研究室 事前にアポイントを取ってください。
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