【授業の目的】
感染症の診断・治療・医療処置の知識を身につけ,必要な医療処置の判断と迅速に実践するための知識,技術を学ぶ。
【授業の到達目標】
1.感染症診断に必要な問診,フィジカルアセスメントができる。 2.感染症の診断・治療・医療処置の知識を修得する。 3.抗菌薬の適正使用について説明できる。 4.感染症患者に必要な医療処置および抗菌薬の適正使用の判断と迅速に実践するための知識,技術を学び,迅速に実践するための能力を修得する。
【授業概要(キーワード)】
感染症、問診、 フィジカルアセスメント、 臨床推論、 検査、 診断、 治療、 医療処置、 薬剤の選択、 抗菌薬
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
感染制御部とともに感染症の診断と治療の補助をしながら問診やフィジカルアセスメント,各種検査を見学実習しそのプロセスを理解する。 ASTミーティングに参加し感染症治療に関わる医療処置,抗菌薬の選択方法を学ぶ。
・日程
実習時期は2年次5月から6月の中の4週間とする。実習時期は受講者と調整の上決定する。 抗菌薬適正使用支援チームミーティング(月・水・金 15時から16時)に参加する。 実習時間は原則として8:00-16:00とする。(集中実習 1日7時間 20日:140時間) 1)感染制御部にコンサルトされた難治の感染症患者を受け持つ(1-2名/4週間) ① 感染症の包括的アセスメントを行い看護臨床判断を導きだす (問診,フィジカルアセスメント,検査,診断,治療経過を理解する) ② 必要な医療処置(薬物の選択,薬物感受性,ドレナージやデブリードマンの必要性)の検討 ③ 治療効果判定と治療方針の再検討 ④ 上記についてケースプレゼンテーション,総合討論する 2)抗菌薬適正使用支援チームミーティング(AST) ASTで検討された感染症患者の診断,検査,治療について見学実習をおこない,典型的な感染症患者に対する初期対応,臨床推論,検査結果の解釈,治療薬剤の選択について理解する。抗菌薬の適正使用について理解する。 実習内容についてレポート作成し提出する。適時,指導教員と実習内容について討議する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
受講のあり方:山形大学医学部感染制御部で実習する。経験した事例はレポートにまとめる。 授業時間外(予習,復習)のアドバイス:実習で経験した内容で不明確な点については図書館等で調べる,指導教員に質問するなどして理解を深めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
実習で経験した内容で不明確な点については図書館等で調べる,指導教員に質問するなどして理解を深めること。
【成績の評価】
・基準
実習への取り組み状況(60%),レポート(40%)により総合的に評価する。総合点で60点以上を合格とする。
・方法
実習への出席状況と看護実践を評価する。また, 実習のレポート及び適宜実施する指導教官とのディスカッションの内容を評価する。
【テキスト・参考書】
指定しない。各自必要な文献を探すこと。
【その他】
・学生へのメッセージ
特論や演習で学んだ知識と技術を遺憾なく実習で発揮して下さい。主体的で積極的な取り組みを評価します。
・オフィス・アワー
4階の研究室に在室している時は随時相談を受け付けます。会議, 研究, 出張で不在の場合は実験中で応じられない場合もあるので, 確実に面談を希望する場合は事前予約をお願いします。
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