【授業の目的】
1) 中山間地における農業と農村の特徴について学ぶことを目的とする。 2)地域の暮らし、農業、少子高齢化、過疎化、混住化、環境変化などの特徴を知るための統計学的手法を学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は 1)国勢調査や農林業センサスを用いて中山間地の人口や農業などの特徴を抽出するための統計学的手法を理解できる。【知識・理解】 2)農村における質的調査方法である社会ネットワーク分析やテキストマイニング方法を理解できる。【知識・理解】 3)量的・質的調査法を修得し、そのうえで抽出されたデータについて総合化する手法を理解できる【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
地理学・GIS・統計分析・論文紹介・研究発表・フィールド調査・アクティブラーニング
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
本授業は地理学の基礎の学習を通じて、生涯を通じて主体的に学び続ける動機づけとなるような、多様で学際的な知識と技能が身に付く科目である。(農学専攻カリキュラムポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
11.住み続けられるまちづくりを 13.気候変動に具体的な対策を
【授業計画】
・授業の方法
この授業は、主として、面接授業であるが、遠隔授業(webclassやzoom)も利用します。中山間地の集落持続性に関する最近の知見が含まれる学術論文を読み、それをまとめて各自が発表し、質問に答える形式で進めます。すなわち、受講生が主体となる参加型形式で行うため、必ず、一、二回以上、論文の紹介発表があります。
・日程
・ガイダンス ・国勢調査や農林業センサスなど、利用可能な統計の種類とその特徴 ・統計を用いた統計解析(相関係数と因子分析) ・コーホート法による年齢階級別人口の推計方法について ・社会ネットワーク分析法について ・テキストマイニング方法について ・地理学的空間分析手法について ・フィールド調査法について ・ゼミ形式での研究発表とそれに対しての討議 ・ゼミ形式での研究発表とそれに対しての討議 ・ゼミ形式での研究発表とそれに対しての討議
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業内で教授した内容の理解が進むように、毎回授業には集中して授業に臨んでほしい
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回、予習・復習を指示するので、それを確実にこなすとともに、隣接分野への興味関心をいつももっていてほしい。
【成績の評価】
・基準
修士論文の作成に向けて必要な地理学の学問的バッググランドを理解することができることを合格の基準とする。また、地理学の基礎的なスキルの習得を合格の基準とする。
・方法
受講生各自が、授業で取り上げた課題について、具体的な地域を取り上げて遂行することで、成績を評価する。
【テキスト・参考書】
特に使用しない。
授業中に、各種の参考文献を持参して、具体的に指示する。
【その他】
・学生へのメッセージ
U.S. Geological Surveyや国土地理院のサイトは、この授業にとって、大いに参考となる。
・オフィス・アワー
第1回の授業中に連絡します。不在の場合もありますので事前に連絡を下さい。
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