知財と倫理
 Intellectual Property and Research Ethics
 担当教員:小倉 泰憲(OGURA Yasunori)
 担当教員の所属:理学部
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):企業の技術者・研究者として特許取得や研究倫理を実践してきた。この経験をふまえた授業を行う。
 開講学年:1年  開講学期:後期(集中講義)  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:大学院共通  科目区分:基礎専門科目(各研究科開講科目) 
【授業の目的】
研究活動を進めていく上で必須となる知財及び倫理についての基本知識や考え方を習得することを目的とする。

【授業の到達目標】
知財及び倫理に関する基本的な知識と考え方を正しい理解に基づいて自分の言葉で記述できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
特許,発明,知財,倫理,権利

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
自然科学や科学技術の発展に貢献する高い意欲と倫理観・知的財産の知識・法令遵守を身に付ける(理工学研究科理学専攻のディプロマ・ポリシーに対応)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
知財及び倫理に関する講義とグループディスカッション,演習を組み合わせて構成する。
・日程
以下の内容を二日間にわたって集中講義として実施する。
1.オリエンテーション
2.知財の基本
3.発明・発見方法
4-5.事例研究
6.演習
7.理解度の確認
8.倫理の基本
9-11.事例研究
12-13.演習
14.理解度の確認
15.まとめ
注)講義の進行状況に応じて順番や内容が変更される可能性がある。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループディスカッションでは評論家的な態度ではなく,自分自身のこととして主体的に関わること。
・受講方法について
本科目は対面形式としオンラインでの対応は行わない。場所は小白川キャンパスとし,それ以外のキャンパスでは開講しないので注意すること。また,二日のうち一日だけの受講は認めない。欠席する場合は,無断欠席せずメール等で連絡すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では,以下の課題等を課す。単位制度の実質化のため,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取組むこと。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおり。 4時間/週 (注)大学院設置基準で,1単位の授業科目は4時間/週の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められている。
2)講義で学んだ知識や考え方を日々の研究に反映させること。
3)この際,仲間と共に実践することに意味がある。お互いに倫理面や知財に関する議論を必要に応じて積極的にしていくことが大切になる。

【成績の評価】
・基準
知財及び倫理に関する基本的な知識と考え方を正しい理解に基づいて自分の言葉で記述できることを合格の基準とする。
・方法
後日提出するレポートで評価する。知財,倫理それぞれに関する基本的な用語の記述が正しい理解に基づいていることを評価する。
・履修取り消しについて
病気等のやむを得ない状況の場合を除き,履修取消は開講の1週間前までとする。本科目は多くの資料準備や事前のグループ分けを行う都合上,開講直前の履修取消があると多数の混乱や作業損失が発生する。これを防ぐための措置である。

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものは特にない。知財及び倫理それぞれに関して必要な資料やプリントはウェブクラス上で指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
研究成果を意義あるものにするためにも積極的に習得してほしい。
・オフィス・アワー
1)授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を小倉研究室(理学部3号館A402号室)において、火曜日~水曜日の 12:00~13:00 の間に設ける。
2)上記「オフィスアワー」で対応できない分についてはウェブクラスのメッセージ機能で対応する。

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