社会政策論特別演習
 Special Seminar on Social Policy
 担当教員:岡庭 英重(OKANIWA Fusae)
 担当教員の所属:社会文化創造研究科・社会文化システムコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本演習では、雇用・労働政策、医療政策、家族政策等に関する経済学の文献を精読し、教員と学生を交えたメンバーでの議論を通して、政策課題に対する学術的考察を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
1)雇用・労働政策、医療政策、家族政策等における課題について理解し、経済学の視点で論じることができる。【知識・理解】
2)効果的なプレゼンテーション、建設的なディスカッション、修士論文作成のための研究姿勢を身に着ける。【技能】
3)得た知識や技能をもとに、自分の考えを他者と共有して議論を深め、課題解決に向けた貢献ができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
労働経済学、医療経済学、家族経済学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、社会文化システムコースの特別演習として、専門的な研究を遂行することができる深い知識と考え方の習得を目指すものである(社会文化システムコースのディプロマ・ポリシー DP2(1))。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう

【授業計画】
・授業の方法
学術論文の精読を中心に行う。
演習方式で行い、演習生の報告及び質疑応答によって授業を進める。
報告者は労働経済学、医療経済学、家族経済学等の分野から各自の修士論文のテーマに関連した文献を精読し、その内容をまとめてプレゼン報告を行う。
期末には、各自の修士論文のテーマに即した中間論文を提出してもらう。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 研究テーマ案の報告(参加者全員)
第3回~第6回
 学生による報告・教員による講義(研究の進め方、報告・コメントの方法)
第7回~第10回
 学生による報告・教員による講義(論文・レポートの書き方)
第11回~第14回 学生による報告
第15回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
報告担当者は自身の修士論文のテーマに関連した学術論文を精読し、その内容についてプレゼン報告を行う。
その他の参加者は、発表内容を要約し記述する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各自の修士論文のテーマに関連した学術論文を精読し、プレゼン報告の準備及び中間論文の作成を行う。

【成績の評価】
・基準
1)論文精読を通じて、雇用・労働政策、医療政策、家族政策等における課題について理解し、経済学の視点で論じることができるか
2)効果的なプレゼンテーション、建設的なディスカッション、修士論文作成のための研究姿勢を身に着けているか
3)得た知識や技能をもとに、自分の考えを他者と共有して議論を深めることができたか
・方法
論文精読の取り組み状況(報告の準備状況、演習での議論への参加度)及び中間論文の内容により、総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
各自の修士論文のテーマに関連した文献を適宜紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
学術論文を理解するうえで必要な理論・分析手法等について、各自が主体的に学習を進めるとともに、得た知識を参加者に共有して議論・コミュニケーションを深めることを期待する。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を岡庭研究室(人文社会科学部2号館4階)において、月曜日の10:30~12:00の間に設ける。会議や出張等で不在にすることがあるため、事前にメール等でアポイントメントをとることを推奨する。

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