理系のキャリアデザインA
 Career Design A in Science
 担当教員:小倉 泰憲(OGURA Yasunori)
 担当教員の所属:理学部
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):企業において技術者・管理者として22年半勤務してきた実体験をもとにキャリアについて伝えていく。
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:第1ターム  単位数:1単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:理学部理学科  科目区分:理学共通科目 
【授業の目的】
自分の考えや要望などの自己分析を行い卒業までの学習計画を作成することを目的とする。

【授業の到達目標】
1)自分の興味関心,大切にしていること,価値観といった自己理解(内面の理解)ができる。
2)自己理解の結果を基にして卒業後の自分の生き方,働く姿を言語化できる。

【授業概要(キーワード)】
自己理解,キャリアプラン,履修モデル

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
専門分野以外の学問領域や国際交流,地域社会との連携にも関心がもて,幅広い理学の学際的知識が身に付く(理学部のカリキュラム・ポリシーに対応)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
初回は教室において体面形式で実施する。2回目以降は対面とオンデマンド形式の混在とする。対面とオンデマンドの具体的な日程は初回の授業で説明する。連絡事項や情報提供,レポート提出,メッセージのやりとり等にウェブクラスを用いる。
・日程
1.オリエンテーション
2.ラボ探検ほか
3.履修モデル・就職支援NAVI
4.日本で働くという事
5.進路調査ほか
6.グラジュエーションリスト
7.大学での学び方
8.まとめ

注)講義の進行状況に応じて順番や内容が変更される可能性がある。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 大学生活の全体を展望するための授業として自主的に取り組むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 本授業科目では,以下の課題等を課す。単位制度の実質化のため,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取組むこと。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおり。 2時間/週 (注)大学設置基準で,1単位の授業科目は2時間/週の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められている。
2)与えられた課題を理解できるよう,図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめることを推奨する。
3)毎回の講義で得た知識や考え方を,翌週の講義までに日常の学生生活の中で実際に活用してみること。

【成績の評価】
・基準
次の2つを満たすことを合格の基準とする。
1.4年間の学び方を記述できる。
2.卒業後の自分の生き方,働く姿を記述できる。
・方法
レポートで評価する。内容は4年間の学び方や卒業後の予定・希望に関するものとする。自分の持ち味や,大学生活に期待すること,不安なことなどを明確にできたかという観点を中心として総合的に判断する。

【テキスト・参考書】
 事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはない。必要な資料を授業ごとに配布し,授業進度,学生の理解に合わせて,適宜,指定する。
 参考書として次の二つがある。
1)小倉泰憲・松坂暢浩・山本美奈子「キャリア理論と自己理解」(ビジネス実用社),2025年.
2)小倉泰憲「世間の教科書 -絆の人間関係と防壁の人間関係-」(ビジネス実用社),2025年.

【その他】
・学生へのメッセージ
自分の生き方,働き方,学び方を考えることが大事になる。誰のためでもなく自分のために取り組むこと。
・オフィス・アワー
1)授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を小倉研究室(理学部3号館A402号室)において、月曜日及び水曜日の 12:00~13:00 の間に設ける。
2)上記「オフィスアワー」で対応できない分についてはウェブクラスのメッセージ機能で対応する。

32011000-2025-03-30100