化学文献講読B
 Literature Reading for Chemistry B
 担当教員:化学コースカリキュラム担当全教員()
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
化学の最前線の論文、専門書を読解できる英語力を涵養することを目的とする。

【授業の到達目標】
(1) 自分の卒業研究に必要な英語の文献を独力で読解できる。【知識・理解】
(2) 自分の読解した文献を、他人に、適切に紹介できる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
化学文献,文献紹介,英語論文,プレゼンテーション,学生主体型授業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
講義、演習や化学実験で得た基礎的な知識や技術をもとに、さらに高度な知識を英語文献を通じて深める。また、文献を整理しまとめ、他者へのプレゼンテーションを通じてさらなる理解力を高め、英語論文の読解によるさらなる知識の習得と、英語による外部への情報の発信が出来るようにすることを目的とする。専門的知識を身に付け、化学分野の先端的な研究内容を理解し、説明できる能力を身に付ける。(理学部カリキュラムポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
卒業研究指導教員の指導の下に、文献講読、文献紹介、輪講等の方法で化学英語の理解を深める。
・日程
卒業研究の指導教員と相談の上、日程を定めるが、概ね以下のような日程でおこなう。
第1回:ガイダンス
第2回~第14回:論文の紹介と内容についての議論、質問とその返答による論文内容の理解
第15回:まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自分から積極的に取り組むことが重要であり、また、分からない所を分からないままに放置しない。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習と言うと、知らない単語を辞書で引いて来るだけと思われがちだが、それは最低限のことである。 まずは、文章の意味が分かるか検証する。 分からない場合はどの部分が分からないか、分からない部分を特定し授業に臨む。
図表がある場合には、図表を読解する。 著者が言わんとする所が、その図表で論証されているか、矛盾はないか、別の解釈はできないかなど図表と本文の関係を解析する。
授業で取り上げた教材以外に、興味のある分野の他の原書、論文など幅広く学習することが望ましい。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した、卒業研究に必要な英語文献を独力で理解でき、他人に適切に紹介できることを合格の基準とする。
・方法
予習の程度、理解の深さ、術語の習熟度、文献紹介では準備状況・用意した資料の適切さ、発表の適切さ、質疑応答の適切さなどを総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
この授業では、学生が紹介する論文等を授業で資料として配布し、都度、教員がテキストや参考書などを紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
講義や実験で得た知識は、そのままでは単なる知識で終わることになる。これらの知識や技術を、化学文献購読を通してさらに磨き前進していってほしい。
・オフィス・アワー
各研究室において実施するので、各指導教員の指示にしたがってください。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回にお知らせします。

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