【授業の目的】
化学的なナノ材料合成の分野において、化学の知識がどのように活用されているかについて理解を深めることを目的とする。さらに、次世代のクリーンなエネルギー社会の構築に向けた基礎的な知識を得るとともに、その実現に向けた電気化学/光電気化学的な触媒応用に関して学習することを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)ナノ粒子の合成法・サイズ制御法を理解し、適切な操作ができる。【知識・理解】【技能】 (2)ナノ粒子の機能を、光/電気化学を用いて評価できる。【知識・理解】【技能】
【授業概要(キーワード)】
ナノ粒子,化学合成、材料評価、光化学、電気化学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,化学的な観点よりナノ材料合成の要素反応を理解する機会を与えるものであり、これを通じて幅広い理学の教養と基礎知識を身に着けるための科目である。【ディプロマポリシー2(1)】 得られた知識をもとに、社会貢献できる知識へと広げ、地域社会や社会が抱える問題の解決・柔軟な発想力・独創性を養成する科目である【カリキュラムポリシー1(4)】
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
毎回、ナノ粒子の合成や評価、その応用に関する事柄を取り上げる。ナノ粒子合成および光/電気化学的応用について、パワーポイント等を用いて説明を進める。適宜質問を受け付け、授業にフィードバックする。適宜、確認テストを行い、授業を進めていく。
・日程
第1回目 イントロダクション 第2回目 結晶学の基礎とX線回折法 第3回目 X線を用いたナノ粒子評価方法 第4回目 電気化学の基礎 第5回目 電気化学の身近な応用とナノ粒子の利用 第6回目 触媒の基礎 第7回目 触媒の工業的応用とナノ粒子の利用 第8回目 まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるスライドを参考に講義内容をノートに筆記するなどして内容の理解してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて、理解を深めるようにしてください。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示したナノ粒子の合成と機能評価法について理解していることを合格の基準とします。
・方法
平常点(60点)と授業内で行うテスト等の点数(40点)により評価します。
【テキスト・参考書】
テキスト:事前のテキストとして個別に指定するものはありませんが、必要な資料はプリントを授業ごとに適宜配布し、授業進度・学生の理解に合わせて紹介します。 参考書:ナノ粒子や光、電気化学に関する教科書を参考に授業を行います。たとえば、「ウエスト固体化学 基礎と応用」(講談社サイエンティフィク)など。
【その他】
・学生へのメッセージ
基礎的な物理化学および無機化学の知識を前提にして講義を行いますが,理解できない点は,適宜,質問下さい。
・オフィス・アワー
授業に関する学生からの質問は,各回の授業終了後又は開始前に受け付けます。
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