文献調査法
 Method of Bibliographic Survey
 担当教員:岩田 尚能(IWATA Naoyoshi),加々島 慎一(KAGASHIMA Shin-ichi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:理学部理学科  科目区分:理学専門科目(地球科学コースカリキュラム) 
【授業の目的】
地球科学に関連する文献調査の技法を獲得することで、問題を解決する能力を身につけることを目的とします。「野外巡検」や「卒業研究」において、必要な知識を得るためには文献調査が必須です。さらに計画的に文献調査を進める能力に加えて、調査結果をまとめ、発表する力を身につけることも重要です。

【授業の到達目標】
本講義を通じて以下の達成を目指します。
(1)調査対象に関する文献調査の技法を身につけている。
(2)文献調査によって得られた結果をまとめ、発表する能力を身につけている。

【授業概要(キーワード)】
野外巡検、文献調査、プレゼンテーション

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
理学部のディプロマ・ポリシー2(3)日本語及び英語で適切に情報を収集し、それらを活用できる基礎的な語学力を身に付けている、2(4)幅広い教養に基づき、社会課題の解決や教育、科学の普及などを通じて、他者と共働しながら社会貢献に取り組める論理的思考力やコミュニケーション能力を身に付けている、に部分的に関与します。
理学専門科目(地球科学コースカリキュラム)「野外巡検」履修者を対象とした科目です。「野外巡検」履修者は必ず履修してください。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
野外巡検での訪問先について文献調査を行い、巡検案内書を作成します。また、巡検案内書の結果を事前学習会で発表します。これらはグループごとに訪問先を分担して行います。
巡検案内書の作成や事前学習会での発表には、野外巡検に同行する大学院生の指導があります。
・日程
下記の日程を予定しています。
第 1回  ガイダンス
第 2回  野外巡検概要説明
第 3回~第 6回  文献調査
第 7回~第10回  巡検案内書作成
第11回、第12回  事前学習会での発表準備
第13回、第14回  野外巡検事前学習会
第15回  まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
文献調査、巡検案内書の作成、事前学習会での発表はグループごとに行います。グループ内で役割を適切に分担し巡検案内書の作成、事前学習会での発表を行ってください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
文献調査、巡検案内書の作成、事前学習会での発表の準備はグループ内で調整して実施してください。準備学修に必要な時間の目安はおよそ60時間です。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標の(1)調査対象に関する文献調査の技法を身につけている、および(2)文献調査によって得られた結果をまとめ、発表する能力を身につけている、を評価します。文献調査対象地を学習し、それを適切に伝達できることが合格の基準です。
・方法
文献調査の技法が身についたかどうかを巡検案内書の内容で評価します(50%)。調査の結果をまとめ発表する能力が身についたかどうかを事前学習会での発表で評価します(50%)。両者を総合して文献調査法の評価とします(100%)。

【テキスト・参考書】
地球科学分野の図書・地域資料室(C205)に保管されている過去の野外巡検の巡検案内書や、日本地質学会学術大会の巡検案内書などを参考にしてください。

【その他】
・学生へのメッセージ
理学専門科目(地球科学コースカリキュラム)「野外巡検」履修者を対象とした科目です。「野外巡検」履修者は必ず履修してください。
・オフィス・アワー
オフィス・アワーは岩田尚能研究室(理学部4号館4階C402)、加々島研究室(理学部4号館5階C502)にて随時とします。できるだけウェブクラスや電子メールで事前に訪問を予告してください。

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