【授業の目的】
肝胆膵 Organ diseases : Liver、Biliary tract、 Pancreas 肝胆膵の正常構造と機能を理解し、主な肝胆膵疾患の病因、病態生理、症候、診断と治療を学ぶ。
【授業の到達目標】
1)肝胆膵の正常構造と機能を説明できる。(行動科学) 2)主な肝胆膵疾患および腫瘍性疾患の病態生理、原因、症候、診断について説明できる。(国際社会への貢献(国際化))
【授業概要(キーワード)】
肝臓、胆道、膵臓、構造、機能、疾患、検査、診断、治療
【科目の位置付け】
この授業は、肝胆膵の正常構造・機能および疾患について論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるものである。 <山形大学医学部医学科教育到達目標(コンピテンシー)の該当項目> 1 プロフェッショナリズム 2 医学知識と問題対応能力 3 診療技能と患者ケア 6 医療の質と安全の管理 7 社会における医療の実践 8 科学的探求 9 生涯にわたってともに学ぶ姿勢
<医学教育モデルコアカリキュラム(平成28年度改訂版)の該当項目> D~7 消化器系 (肝胆膵) E~3 腫瘍
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
本コースは、外科学第一講座を主責任講座とし、内科学第二講座を副責任講座として行なう。
・日程
第1週 肝胆膵の構造と機能、肝胆膵の診断と検査、肝胆膵疾患と治療 第2週 肝胆膵疾患と治療
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義で基本的な知識を得る。 case studyの発表に積極的に取組み、互いに質問し回答することにより、discussionの能力を高め、問題意識を持って症例を検討する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストや参考書を用い、解剖・生理など肝胆膵領域の基礎的な概要を把握しておく。 テキスト、配布された資料などを復習し、疑問点の解決に努める。
【成績の評価】
・基準
講義内容の理解度をみる筆記試験、出席状況、学習態度
・方法
毎講義、出席をとる。 試験週間内に筆記試験を行い、60点以上を合格とする。 試験は内科学第二講座よび外科学第一講座で担当した講義の内容から出題し、全体の成績状況により、再試験を1回行います。
【テキスト・参考書】
標準外科学(医学書院) 新臨床外科学(医学書院) 新外科学体系(中山書店) 内科診断学(医学書院) ハリソン内科学(メディカルサイエンスインターナショナル) 総合内科診断学(朝倉書店) 新臨床内科学(医学書院)
【その他】
・学生へのメッセージ
基礎医学で学んだことを基に、臨床医学における疾患に対して興味をもって学んで欲しい。それぞれの疾患の病態生理、原因、症候を十分に把握し診断することが、よりよい治療につながることを認識してほしい。 個人情報の取り扱い方に注意し、症例発表の方法を学んで欲しい。
・オフィス・アワー
<山形大学で教えていること> 肝・胆・膵疾患の内科的・外科的治療について
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