全身性疾患学(内科系(内科一))
 Cardiology, Pulmonology and Nephrology
 担当教員:渡辺昌文(WATANABE Masafumi)、井上純人(INOUE Sumito)、市川一誠(ICHIKAWA Kazunobu)、亀井啓太(KEITA Kamei)、政金生人(MASAKANE Ikuto, 非常勤講師)
 担当教員の所属:医学部医学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):臨床にたずさわっている
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:11単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修 
【授業の目的】
腎臓病学を中心に、循環器内科学、呼吸器内科学について、理解を深めることを目的とする。総合診療との関連についても触れる。

【授業の到達目標】
腎臓病学、循環器疾患、呼吸器疾患、膠原病の診断と治療について説明できる。

【授業概要(キーワード)】
循環器内科学、呼吸器内科学、腎臓膠原病内科学

【科目の位置付け】
臨床医として必須とされる内科全般に亙る知識と技術を身につけることを目的とする。コアカリキュラムに準じて、専門領域である循環器内科学、呼吸器内科学、腎臓膠原病内科学に関しては重点的に教育を行う。各臓器疾患学コースでの学習内容の復習と補習をかねて、CBT、国家試験に必須の知識を学んでもらう。

<山形大学医学部医学科教育到達目標(コンピテンシー)の該当項目>
1.プロフェッショナリズム、2.医学的知識と問題対応の能力、3.診療技能と患者ケアの基礎的知識
4.コミュニケーション能力、5.チーム医療の実践、6.医療の質と安全の管理
7.社会における医療の実践、8.科学的探究、9.生涯にわたって共に学ぶ姿勢

<医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)の該当項目>
A-6 医療の質と安全の管理、C-4-4) 循環障害、臓器不全、D-5 循環器系、D-6 呼吸器系、D-8 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)、E-2 感染症、F-1 症候・病態からのアプローチ、F-2-7) 超音波を用いる診断と治療、F-2-12) 医療機器と人工臓器、F-2-14) リハビリテーション、F-3-5)-(2) 全身状態とバイタルサイン、F-3-5)-(4) 胸部、G-2 臨床推論、G-3 基本的臨床手技

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
第4学年:循環器、呼吸器、腎膠原病の系統講義(スライドによる講義):資料の配布あり(原則、電子媒体)。
・日程
4月 7日 月曜1,2 限 腎臓  政金:「慢性腎臓病・腎代替医療」
4月14日 木曜1,2 限 腎臓  亀井:「電解質・酸塩基平衡の異常」
4月21日 月曜1,2 限 呼吸器 井上:「呼吸器疾患の画像診断」
4月28日 月曜1,2 限 循環器 渡辺:「循環器疾患と臓器連関」
5月12日 月曜1,2 限 腎臓  市川:「腎生検のみかた」

以上の予定ですが、変更の可能性はあります

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
モデル・コア・カリキュラムに従い、国家試験に必要な循環器内科、呼吸器内科、腎臓膠原病内科領域の医学知識を習得する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教科書や参考図書等により該当疾患・項目の概略を把握しておく。
授業ノート・プリントで要点を確認しながら、再度教科書や参考図書等により該当疾患・項目に関する知識を整理する。余裕があれば各種試験問題にあたる。不明な点は積極的に担当教員に質問する。

【成績の評価】
・基準
筆記試験、講議出席回数等により評価する。到達目標に挙げた事項について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
筆記試験を行う。出席回数が3/4に満たないものは受験資格を与えない。再試験は1回のみ行う。

【テキスト・参考書】
内科学(矢崎義雄総編集、 朝倉書店)
Braunwald's Heart Disease. A Textbook of Cardiovascular Medicine (Elsevier)
Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine.(Elsevier Saunders)
Brenner and Rector's the Kidney(Elsevier)
Arthritis and Allied Conditions: A Textbook of Rheumatology(Lippincott Williams & Wilkins)
循環器病ガイドラインシリーズ https://www.j-circ.or.jp/guideline/guideline-series/
入門書 病気がみえる 循環器、診察と手技がみえる(メディックメディア)

【その他】
・学生へのメッセージ
内科学は医学・医療の骨組みに相当するところなのでしっかりと学んでほしい。しっかりした邦文の教科書や参考書で自主的に勉学に励み、教員にも積極的に質問する姿勢を持っていただきたい。英文の教科書や原著論文に親しむ習慣を身に付けることも大切です。
・オフィス・アワー
オフィスアワー
月~金 9:00~17:00 第一内科医局

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