公衆衛生看護活動論Ⅱ
 Public Health Nursing Activities Ⅱ
 担当教員:赤間 由美(AKAMA Yumi),森鍵 祐子(MORIKAGI Yuko),武田 恵里奈(TAKEDA Erina)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):公衆衛生看護の実務経験のある講師が,その経験を活かし講義を行う
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学科(保健師コース選択学生)  科目区分:専門科目公衆衛生看護学 
【授業の目的】
対象や発達段階に応じた生活や健康課題,支援の特徴を理解し,人々が主体的に問題解決できるよう施策および地域の社会資源を活用した保健活動の展開を理解する

【授業の到達目標】
1.公衆衛生看護における保健師活動の概要を理解できる
2.地域における地区活動,地域組織活動,地域ケアシステムづくりの基本を理解できる
3.公衆衛生看護における成人・高齢者・精神・障害者(児)・難病・歯科保健活動の理論と方法を理解できる
4.公衆衛生看護における保健指導などの個別的・集団的な支援技術の基本を修得できる

【授業概要(キーワード)】
保健師活動,地区活動,地域組織活動,地域ケアシステムづくり,成人保健活動,高齢者保健活動,精神保健活動,障害者(児)保健活動,難病保健活動,歯科保健活動,保健指導,健康相談,家庭訪問,健康診査,グループ支援

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
保健・医療・福祉に関わる人々と協働して,組織的に問題解決をはかるためのチームワーク力とマネジメント力をつけ,保健医療福祉専門職として看護の多様な役割・機能・責務について理解を深める科目である
公衆衛生看護学の具体的な活動理論と実践を理解するものである
本科目は看護学科DP 3:専門分野の知識と技能に位置付けられる科目である

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
対面講義とする
各講義ごと資料を配布し,テキスト,パワーポイント,DVDを用いて要点を整理した講義を行う
講義内容に関する意見,感想などを尋ね学生の参加を促す講義とする
・日程
第1回 公衆衛生看護における保健師活動
第2回 個別的・集団的な支援技術の基本(保健指導,健康相談,健康教育,家庭訪問,健康診査,検診,グループ支援)
第3~4回 地区活動・地域組織活動,地域ケアシステムづくり
第5~6回 成人保健活動
第7回 高齢者保健活動
第8~9回 精神保健活動
第10~11回 障害者(児)保健活動
第12回 難病保健活動
第13回 歯科口腔保健活動
第14~15回 保健行動
第16回 試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストや配布された資料を活用し,キーワードや重要事項に線を引いたり,筆記するなどして内容の理解に務めてほしい
わからないことは自分で調べたり,質問するなどして公衆衛生看護学の概要について主体的に学んでほしい
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
既習科目の学習内容と統合して予習・復習する
講義テキストや参考書,資料等の情報を統合・要約して予習復習する

【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする
1.公衆衛生看護における保健師活動の概要を理解できる
2.地域における地区活動,地域組織活動,地域ケアシステムづくりの基本を理解できる
3.公衆衛生看護における成人・高齢者・精神・障害者(児)・難病・歯科保健活動の理論と方法を理解できる
4.公衆衛生看護における保健指導などの個別的・集団的な支援技術の基本を修得できる
・方法
1.授業への参加状況
毎回出席を確認し授業に対する意見・感想,自己評価を求める
2.筆記試験
2回に分けて試験を実施する
2回の試験の合計得点6割以上を合格とする
再試験は1回のみ実施する
3.レポート課題
レポートの提出があった者に試験を実施する
4.最終評価
筆記試験6割以上を評価対象とする
筆記試験(100点),レポート課題・授業への参加状況により減点する

【テキスト・参考書】
<テキスト>
中村裕美子他:標準保健師講座2公衆衛生看護技術,医学書院
中谷芳美他:標準保健師講座3対象別公衆衛生看護活動,医学書院
<参考書>
標美奈子他:標準保健師講座1公衆衛生看護学概論,医学書院
一般財団法人厚生労働統計協会:国民衛生の動向,厚生の指標増刊
井伊久美子他:新版保健師業務要覧,日本看護協会出版会

【その他】
・学生へのメッセージ
受け身ではなく,質疑応答や意見交換を通して理解を深めてほしい
規則正しい生活を心がけ,勉強に集中できるよう健康管理に留意すること
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を下記のとおり設ける
非常勤講師:原則として授業終了後
森鍵・赤間・武田:開講日,授業終了後
会議や出張等で不在にすることもあるため,確実に面談したい場合は事前に連絡すること
連絡先は初回の授業で周知する
<非常勤講師>
名古屋女子大学健康科学部看護学科 教授 新井信之
山形県保健師

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