【授業の目的】
保健医療分野における経済学の基本的な考え方を理解すること
【授業の到達目標】
1.保健医療経済に関する資料を解釈するための基礎力をつける 2.現行の居住・保健・医療・福祉システムの過去,現在を学び,評価の視点をもつことで今後の展望を考えることができる 3.保健医療にかかわる質の評価やマネジメントを学び,政策・制度と合わせてその意義を理解できる
【授業概要(キーワード)】
保健医療経済,政策・制度,居住・保健・医療・福祉システム,評価,効果,効率,マネジメント,質,安全
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
保健医療福祉分野の専門職として,看護師や保健師の役割は多様で大きなものとなっている その役割や責任の重要性を理解するための基礎的な内容について学ぶ 本科目は看護学科DP 3:専門分野の知識と技能に位置付けられる科目である
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
対面講義とする 各講義ごと資料を配布し,テキスト,パワーポイントを用いて要点を整理した講義を行う 講義内容に関する意見,感想などを尋ね学生の参加を促す講義とする
・日程
第1回 社会保障制度の基礎 定義や機能、人口動態 第2回 社会保障制度の基礎 ①年金、②医療・介護、③子ども・子育て支援 第3回 経済学の基本的な考え方、ヘルスケアサービスの特性、マネジメントの考え方 第4回 国民医療費、医療保険制度、医療提供体制、医療計画、地域医療構想 第5回 地域保健、介護保険制度、地域包括ケアシステム 第6回 高齢者の住まい、地域支援事業、多職種連携 第7回 データヘルス、医療の質評価、医療安全 第8回 まとめと試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストや配布された資料を活用し、キーワードや重要事項に線を引いたり、筆記するなどして内容の理解に努めてほしい わからないことは自分で調べたり,質問するなどして保健医療経済学の概要について主体的に学んでほしい
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストや参考書をよく読むこと,講義資料の理解に努める わからないところは質問すること
【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする 1.保健医療経済に関する資料を解釈するための基礎力をつける 2.現行の居住・保健・医療・福祉システムの過去,現在を学び,評価の視点をもつことで今後の展望を考えることができる 3.保健医療にかかわる質の評価やマネジメントを学び,政策,制度と合わせてその意義を理解できる
・方法
1.出席・授業への参加状況 毎回出席を確認し授業に対する意見・感想,自己評価を求める 2.小テスト 出席回数3/4以上の者を対象に小テストを実施する 3.筆記試験 出席回数3/4以上の者を対象に試験を実施する 小テストの成績を含め6割以上を合格とする 再試験は1回のみ実施する 4.最終評価 全授業の出席回数3/4以上ならびに小テスト,筆記試験6割以上を評価対象とする 筆記試験(50点),小テスト(30点),出席・授業への参加状況(20点)
【テキスト・参考書】
<参考書> 1.山本玲子監修,熊谷優子編:新編 衛生・公衆衛生学,アイ・ケイコーポレーション,2024 2.藤内修二他:標準保健師講座 別巻 1保健医療福祉行政論,医学書院 3. 牧本清子他:標準保健師講座 別巻 2疫学・保健統計学,医学書院 4.一般財団法人厚生労働統計協会:国民衛生の動向,厚生の指標増刊 5.一般財団法人厚生労働統計協会:国民の福祉と介護の動向,厚生の指標増刊 6.一般財団法人厚生労働統計協会:保険と年金の動向,厚生の指標増刊
【その他】
・学生へのメッセージ
受け身ではなく,質疑応答や意見交換を通して理解を深めてほしい 規則正しい生活を心がけ,勉強に集中できるよう健康管理に留意すること
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を下記のとおり設ける 非常勤講師:原則として授業終了後 森鍵・赤間・武田:開講日、授業終了後 会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に連絡すること 連絡先は初回の授業で周知する <非常勤講師> 国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 主任研究官 柿沼倫弘
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