【授業の目的】
有機反応,アルケン,アルキン,ハロゲン化アルキルおよび芳香族化合物に関わる基礎的な事項を理解することを目的とする。同時に開講される「有機化学I(高分子・有機材料)」で学ぶアルケン,アルキン,ハロゲン化アルキル,および芳香族化合物に関わる構造や反応等について,演習問題を解くことで理解を深める。
【授業の到達目標】
有機反応,アルケン,アルキン,ハロゲン化アルキルおよび芳香族化合物について,それらの構造と反応に関する知識を身に着ける。
【授業概要(キーワード)】
有機反応,アルケン,アルキン,ハロゲン化アルキル,共役ジエン,芳香族化合物
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
本講義は,高分子合成・構造の基礎となる位置付けの科目の演習である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
3グループに分かれ,1グループを1名の教員が担当する。原則として「有機化学I(高分子・有機材料)」の進行に沿った演習問題を毎回行う。復習のために,出題した演習問題はWebClassにアップロードする。
・日程
第1回 有機反応の種類 第2回 平衡,反応速度,エネルギー 第3回 有機化学基礎の復習 第4回 アルケンの構造 第5回 アルケンの反応性 第6回 アルケン:反応と合成(1) 第7回 アルケン:反応と合成(2) 第8回 アルキン:有機合成序論 第9回 有機ハロゲン化物 第10回 ハロゲン化アルキルの反応:求核置換と脱離 第11回 共役化合物 第12回 ベンゼンと芳香族性 第13回 ベンゼンの化学:芳香族求電子置換(1) 第14回 ベンゼンの化学:芳香族求電子置換(2) 第15回 期末テストもしくは期末課題とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習問題を解くことが中心となる。教科書の内容の説明は,同時に開講される「有機化学I(高分子・有機材料)」で行うので,「有機化学I(高分子・有機材料)」を必ず履修すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
同じ週の「有機化学I(高分子・有機材料)」の講義範囲について,予習/復習をしっかり行い内容の適切な理解に努めて下さい。解答できなかった演習問題については,教科書等を参考にして解答が導けるようにしておくこと。その際,わからないことは積極的に質問して欲しい。
【成績の評価】
・基準
有機反応,アルケン,アルキン,ハロゲン化アルキルおよび芳香族化合物に関わる基礎的な事項を正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
成績の評価の方法として期末テストを実施する。毎回行う演習問題の成績も参考にする。(a)期末テスト(100点満点)で60点以上、もしくは(b)演習問題の成績(50点満点)に期末テストの点数×0.5(50点満点)を足して60点以上で合格。(a)と(b)で点数の高い方を成績とする。
【テキスト・参考書】
マクマリー,有機化学(上) 第9版,東京化学同人 マクマリー,有機化学(中) 第9版,東京化学同人 これらの教科書は「有機化学I(高分子・有機材料)」でも使用する。
【その他】
・学生へのメッセージ
高分子合成・構造の基礎となる科目の演習です。しっかり理解しましょう。
・オフィス・アワー
講義内容に関する質問は講義終了後のほか,WebClassのメッセージ経由で受けつけます。また,対面での説明等を受けたい場合も,WebClassのメッセージ経由で時間を予約してください。
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