【授業の目的】
実験を通して光学的・電気的機能を有する有機化合物、高分子化合物の構造と物性を学ぶ。 高分子を初めとする機能性材料の構造と物性の制御に必要な実験技術を、物性評価と構造解析を中心とした実験により修得することを目的とする。
【授業の到達目標】
(1) 光機能や導電物性を有する高分子・有機材料に関わる実験手順につい説明できる。【知識・理解】 (2) 光機能や導電物性を有する高分子・有機材料に関わる専門的・実践的知識に基づいて実験を実施できる。【技能】 (3) 論理的思考に基づいた実験結果の考察とレポート作成を実施できる。【態度・習慣】 (4) 複数のメンバーと協働的に実験を進めるため、コミュニケートできる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
蛍光発光、赤外分光、導電性、熱物性
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
本科目を通して、専門科目で学ぶ知識を実験及び遠隔学習を通して深く理解し、分析・解析能力を高める。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
実験を通して光学的・電気的機能を有する高分子・有機材料の構造解析や物性測定法について学ぶ。 (1) 実験に関する資料・動画を見て実験準備を行う。 (2) 各実験課題を実施し、目の前で起きていることを良く観察する。 (3) 各実験課題の結果および関連する課題をまとめて、レポートを提出する。
・日程
初回に全体ガイダンスを行ない、本単位の目的および注意点等を説明する。 2週目は本テーマに関する予習に取り組む。3週目以降から、実験及び遠隔学習を併用して以下の実験テーマを行なう。
実験テーマ 1. 吸光・発光測定 2. 赤外分光 3. 高分子の導電性 4. 熱物性 [光・電子材料工学実験IIに続く]
具体的な授業日程、集合場所については、ウェブクラスで公開するガイダンス資料に従うこと。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ウェブクラス上で提供された学習資料・実験データ等を参考に学習をすること。また適宜、ウェブクラス上の掲示板及びチャット等を利用し学生間で議論すること。さらに授業時間帯においてはテーマ担当教員又はTAが実験テーマに関するアドバイスを行う
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
あらかじめ実験テキストをよく読み、実験の目的、内容を十分に理解しておく。さらに、データ整理の仕方なども前もって把握しておくこと。 参考書を調べて十分な考察を行い、レポートを作成する。
【成績の評価】
・基準
(1)実験の原理及び方法を説明できるようになること (2)実験結果をまとめ、化学法則、物理法則から解析できること (3)実験内容を実験レポートとしてまとめ、実験結果を考察できること (4)グループで連携して実験を遂行できること
・方法
それぞれの実験テーマを100点満点で計算し、平均点を最終成績とする。評価点は、各テーマの期間内での資料の閲覧等の予習状況・レポート提出、掲示板・チャット・メッセージ機能等を使った教員・学生間での議論、レポート課題の内容を総合的に判断して評価する。
【テキスト・参考書】
専用の実験テキストを使用する。また、参考図書については、各テーマの担当教員およびTAに確認すること。
【その他】
・学生へのメッセージ
○光・電子材料工学実験Iと合わせて履修することを前提とする。 ○本科目用の実験ノートを必ず用意すること。 〇ウェブクラス上の連絡を毎週確認すること 〇コロナウイルスの感染状況によっては、遠隔学習に切り替える場合もある。その場合はウェブクラスで事前に周知の上実施する
・オフィス・アワー
各自ウェブクラスのメッセージ機能又はまたメールにて適宜担当教員に連絡をとること
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