【授業の目的】
高分子に関わる環境科学 身の回りで広く使われている高分子製品もその原料は化石資源であること、プラスチックのゴミが増加しているという現状などを再認識し、高分子を省資源、省エネルギー、環境調和、リサイクルといった観点から考え、資源や地球環境への関心を高める。
【授業の到達目標】
資源や地球環境に配慮した持続可能な社会を形成していくために必要な考え方を学ぶとともに、高分子材料に関連した取り組みについての知識を習得する。
【授業概要(キーワード)】
地球環境、省資源、省エネルギー、環境調和、リサイクル
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
資源・環境に関連する科目であると同時に、高分子研究者・技術者としてのモラルにも関わる科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
原則としてスライドを示しながら講義を行う。また,WebClassに資料をアップロードする。
・日程
1.はじめに,グリーンケミストリー(1) 2.グリーンケミストリー(2) 3.持続可能な社会への対応,高分子のリサイクル 4.環境調和型高分子,環境負荷の指標 5.環境に対する取り組み(1) 6.環境に対する取り組み(2) 7.環境に対する取り組み(3) 8.環境に対する取り組み(4) 後期前半に開講する(8回)。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義を聴いてわからないことがあったら、積極的に質問して欲しい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
環境科学は現在進行形の分野であるので、レポート作成などを通じて、積極的に最新の動向を調べて欲しい。
【成績の評価】
・基準
レポートの点数(40点満点×2)、授業参加状況(20点満点)で60点以上で合格。
・方法
レポート課題を2回出題する。授業参加状況も参考にし総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
環境科学に関する一般的なものとして 日本化学会 編、御園生 誠 著、グリーンケミストリー―社会と化学の良い関係のために―、共立出版 渡辺 正・北島昌夫 訳、日本化学会・化学技術戦略推進機構 訳編、グリーンケミストリー、丸善
【その他】
・学生へのメッセージ
スケールの大きな地球環境の問題も、一人一人の認識と実践に関わってくるので、その基盤となる考え方を知識として習得して欲しい。
・オフィス・アワー
講義内容に関する質問は講義終了後のほか,WebClassのメッセージ経由で受けつけます。また,対面での説明等を受けたい場合も,WebClassのメッセージ経由で時間を予約してください。
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