【授業の目的】
この科目は,学習・教育到達目標(A)工学の基礎力〔CP1〕に対応しています. この授業では、機械の計測と制御に必要な電気回路、電子回路について学び、ロボット等のメカトロニクス機器の開発に必要な知識を習得することを目的とする。3年後期の授業科目「メカトロニクス」と密接に関連した科目である。
【授業の到達目標】
この科目は,学習・教育到達目標(A)工学の基礎力〔DP7〕〔DP9〕に対応しています. (1)直流回路の解析ができるようになる[DP7,DP9]。【知識・理解】 (2)電気回路の伝達関数を導出できるようになる[DP7,DP9]。【知識・理解】 (3)電気回路の応答が計算できるようになる[DP7,DP9]。【知識・理解】 (4)ダイオードとトランジスタの回路が解析できるようになる[DP7,DP9]。【知識・理解】 (5)オペアンプの増幅回路・フィルタ回路が解析できるようになる[DP7,DP9]。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、オペアンプ、ラプラス変換、伝達関数、過渡応答、周波数応答
【科目の位置付け】
工学部機械システム工学科の学習・到達目標(A)工学の基礎力、[CP1][DP7,DP9]を養成する科目である。
【授業計画】
・授業の方法
WebClassで配布する資料、パワーポイント、板書を用いて講義する。演習問題を解いて理解を深めてもらう。
・日程
第1週 抵抗とオームの法則 第2週 キルヒホップの法則と抵抗回路網 第3週 コンデンサとRC回路 第4週 コイルとRLC回路 第5週 ラプラス変換 第6週 回路の伝達関数 第7週 伝達関数を用いた過渡応答の解析 第8週 回路の周波数応答 第9週 中間試験とまとめ 第10週 ダイオードの整流作用 第11週 トランジスタの増幅回路 第12週 オペアンプの原理と特性 第13週 オペアンプの増幅回路 第14週 オペアンプを用いたフィルタ回路 第15週 期末試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ノートをしっかりとること。わからないことがあったら、積極的に質問すること。演習問題は自分で考えて解くこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
配布した資料およびノートを読み返して理解する。講義でやった演習問題を復習する。
【成績の評価】
・基準
電気回路の解析ができること、電子回路の解析ができることを合格基準とする。
・方法
中間試験(50点)と期末試験(50点)の合計100点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
参考書:大川善邦著「メカトロニクスのための電子技術」(工学社)
【その他】
・学生へのメッセージ
電気系の科目だが、機械の計測や制御に必要な内容である。講義に出席して順に理解していくことが大切である。演習問題を解くことで理解が深まるので、授業時間外の学習を忘れないようにすること。
・オフィス・アワー
井上教授室(8号館4階8-417号室)月曜日16:00~17:00
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