【授業の目的】
この科目は,学習・教育到達目標(C)機械工学の応用力〔CP3〕に対応しています. C言語をベースにプログラミングについて学びます.例題と演習を通してC言語を用いて自分でプログラミングできる力を修得します.また,カーナビゲーションシステムの製作を最終目標とし,これを通してサーチング,ソーティング等のデータ処理アルゴリズムを理解します.
【授業の到達目標】
この科目は,学習・教育到達目標(C)機械工学の応用力〔DP4〕に対応しています. (1)実践的機械工学 (ア)C言語の基礎を理解し,ソースコードを解読できる. (イ)データ処理など,C言語を応用する能力を身に付ける. (ウ)簡易なカーナビゲーションプログラムを作成できる. (2)自主的・継続的学習能力 (ア)プログラミングに必要な情報を自ら収集し学ぶことができる.
【授業概要(キーワード)】
カーナビゲーション,構造体,ポインタ,サーチング,ソーティング
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
機械システム工学科の学習・教育到達目標のうち,(C)機械工学の応用力〔CP3〕,〔DP4〕を養成する科目である.
【授業計画】
・授業の方法
90分15回分の講義および演習に取り組みながら授業を進める.課題を毎回出すので,次回の授業までに取組んでおくこと.
・日程
第1~2回 計算機アーキテクチャ,プログラミング言語,C言語の基礎を理解します. 第3回 演算子と条件文について学びます. 第4回 繰り返し文を学ぶことで効率的なプログラミング手法を習得します. 第5回 配列とポインタを導入することでデータの取り扱い方法を会得します. 第6回 関数について学び効果的なプログラミングを習得します. 第7回 ファイル操作について学習します. 第8回 プリプロセッサとMath Functionに関して学び,数式処理を理解します. 第9回 関数化することで効率的にプログラミングする方法を習得します. 第10回 構造体を導入し,異なるデータ型を同時に扱う方法を会得します. 第11回 サーチングに関するアルゴリズムを学びデータ処理の基礎を修得します. 第12回 ソーティングに関するアルゴリズムを学びデータ処理の基礎を修得します. 第13~15回 カーナビゲーションを構築します. 最終課題提出.
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
例題のプログラムを完全に理解し,出された課題について自分の手でプログラミングすること.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回課題を出しますので,必ず次回の講義までにやっておくこと.また,講義で学んだプログラムの意味を1行,1行完全に理解できるよう復習して下さい.
【成績の評価】
・基準
C言語の基礎を理解し,ソースコードを解読し,データ処理など,C言語を応用する能力を身に付け,カーナビゲーションプログラムを作成できることを合格基準とする.※原則,3分の2以上出席したものを評価の対象とします. ※原則,3分の2以上出席したものを評価の対象とします.
・方法
レポート60点,最終課題40点の合計100点の内,60点以上を獲得した者に単位を認定します.
【テキスト・参考書】
講義内容はWebClassに掲載します. 参考書は特に指定しませんが,C言語に関する参考書を一冊購入することを勧めます.
【その他】
・学生へのメッセージ
プログラムは1行1行意味があります.その意味を理解し,自分でプログラミングできるよう心掛けて下さい.わからないことはどんどん質問して下さい.意味するところをうやむやにして,例を見てわかったような気になっている人は伸びません.
・オフィス・アワー
いつでもWebClassのメッセージを利用して質問して下さい.
|