システム創成入門
 Introduction of System Innovation
 担当教員:宮田剣(MIYATA Ken)(講義担当),1年生担任,アドバイザー教員
 担当教員の所属:大学院有機材料システム研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):山形県庁において2年間の科学技術及び工業振興に関する施策の実務経験がある。その経験を活かしてキャリア開発や社会基礎力に関する講義・演習を行う。
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:システム創成工学科  科目区分:専門基礎科目(必修) 
【授業の目的】
2年次以降の自己のキャリア開拓のために必要な各専門分野への理解を深めるとともに、社会で役に立つ基礎力を様々な面から身につける.

【授業の到達目標】
・工学における様々な専門分野への理解を深め,2年次以降の分野選択における自らの希望と,そのために必要な学習目標を描くことができる.
・社会人として必要な基礎力として、倫理・安全・知財・地域貢献等の概念が理解でき,そのための具体的な実践ができる.

【授業概要(キーワード)】
キャリアビジョン,専門分野,エンジニア,コミュニケーション能力,地域社会,知的財産,社会倫理,安全,創意工夫

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
システム創成工学科のアドミッションポリシーに基づき
1:最先端のものづくり産業で活躍することで,地域社会や国際社会に貢献したい人
2:工学への強い興味を持ち,自己研鑽に励むことで,自らを高めようという意欲のある人
3:柔軟な広い視野を備え,新しいことに挑戦するプロフェッショナルとしての社会人をめざす人
を育成するプログラムの第一歩として、様々な工学分野を横断的に比較,理解し、その実践としてのキャリアプランを,自ら検討,選択するための基礎力を構築する.あわせて,社会人としての基礎力を身につけ,地域社会との連携を体験し,社会における知的実践を演習する.
システム創成工学科1年生に履修を強く推奨する.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
08.働きがいも経済成長も

【授業計画】
・授業の方法
専門分野別講義と関連情報収集によるレポートおよび,社会人基礎力に関する講義,また,地域社会との連携課題,知的財産にかかわる実践演習を課す.講義のみでなく,参加型演習を含む.
・日程
第1週 オリエンテーション+決意表明:キャリアビジョンと社会人基礎力,グループ編成
第2週 プレースメントテスト
第3週 専門分野研究(1)高分子・有機材料系
第4週 専門分野研究(2)化学・バイオ系
第5週 専門分野研究(3)情報・エレクトロニクス系
第6週 専門分野研究(4)機械システム系
第7週 専門分野研究(5)建築・デザイン系
第8週 専門分野研究(6)研究室研究(オープンキャンパス見学を含む)
<その他参加型演習>
(7週分相当)イノベーションのためのパテント実践(コンテスト参加を含む)
※テーマの順番は,専門分野研究等の関係で前後することがあります.
※参加型演習については,授業開始後に実施日程を指定します.

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
参加型授業を基本スタンスとするので,講義の回においても,進んで質問・議論する等,積極的な受講態度が望まれる.基本授業時間以外の設定による地域参加実践や特別演習も含まれ,全てに積極的に参加する必要がある.自らの社会におけるビジョン,ミッションを理解し,自己のキャリアパスを描くこと.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テーマに関する理解と,そのための情報収集,レポート作成等が宿題となる.教員から勧められた書籍,資料は,必ず読むこと.演習課題については,自ら詳しく調べ,積極的に取り組むこと.

【成績の評価】
・基準
毎回の出席を前提とし,都度課せられるレポート,提案等の内容,実践演習への積極的参加,および最終レポート等により評価する.
・方法
毎回課せられる授業ノート(小レポート)、知財提案(2回),講義レポート(2回)の他、を合計100点満点で評価し,60点以上を合格とする.

【テキスト・参考書】
専門分野理解:山形大学学内誌「みどり樹」,山形大学案内パンフレット
知財分野:「特許ワークブック」発明推進協会,「産業財産権標準テキスト特許編」発明推進協会
グローバル視点:富岡恵「TOEICテスト書込みノート文法編」学研教育出版
※参考文献の購入不要,システム創成工学科事務室で閲覧可能

【その他】
・学生へのメッセージ
土曜・日曜を含む通常授業時間外の実践も含め,必ず出席すること.積極的に授業に参加すること.
・オフィス・アワー
質問はメール(ken@yz.yamagata-u.ac.jp)またはWebClassのメッセージ機能でお願いします。または授業後直接問い合わせてください。

51000564-2025-05-53848