【授業の目的】
歴史的・文化的な都市景観の特徴や農村の風景の特徴、景観にかかる計画・制度、海外の事例との比較など、多様な観点から地域の景観デザインについて学ぶ
【授業の到達目標】
景観とは何かという景観論の基礎を理解するとともに、地域における良好な景観デザインを形成する応用力を習得する
【授業概要(キーワード)】
生活空間、都市景観、自然景観、景観構造、景観形成、景観法、地域性
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
後期の景観設計の受講を前提に、景観について理論的に学び議論する。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 06.安全な水とトイレを世界中に 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
本講義は基本的に座学で行い講義のなかでグループワークでのディスカッションを取り入れる。後半で一部フィールドワークを実施する。
・日程
第一回:景観とは何か 景観の概念 第二回:都市景観 第三回:農村景観・自然景観 第四回:文化的景観・産業景観 第五回:景観まちづくり 第六回:海外の事例ーヨーロッパにおける景観 第七回:景観行政1 景観法の概要 景観行政の取組 第八回:景観行政2 景観行政の最近の動向 景観整備の効果及び事例 第九回:フィールドワーク 山形の景観の探索 第十回:グループディスカッション 山形の景観 第十一回:屋外広告物行政 屋外広告物法の概要 地域活性化に向けた取り組み 第十三回:フィールドワーク 屋外広告物と景観 第十四回:グループディスカッション 屋外広告物と景観 第十五回:持続可能な地域づくりと景観
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
地域の課題や課題解決に取り組む動きについて関心をもって広く情報収集をしておくとより理解が深まる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
シラバスを参照して事前に講義の概要を理解しておくこと。
【成績の評価】
・基準
到達目標に達しており、キーワードの説明ができることを基準とする。
・方法
講義の終了時に提出してもらう小レポート(4回)及び、最終レポートの内容で評価する
【テキスト・参考書】
中村良夫「風景学入門」(中公新書) 槇文彦「見えがくれする都市」(鹿島出版) アレックス・カー「ニッポン景観論」(集英社新書) 和辻 哲郎 風土―人間学的考察 (岩波文庫) 文庫
【その他】
・学生へのメッセージ
広く社会の課題に目を向け地域で活躍する人材に成長することを期待しています。
・オフィス・アワー
水曜日12:00~13:00 事前にメール等で連絡をとること。
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